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今回   

2016年 09月 23日

むすめかぶきの取り組む、秋の舞台は、武田勝頼に恋をする二人のお話です。
普段上演されない「二段目武田信玄館」に取り組み、その後の場となる名作「十種香」即ち、長尾謙信館の場を上演します。
「かぶき」は、役者を生かすために作り上げられ、戯曲よりも役者がもっとも重要な要素であることを特徴としています。そのことはこのお芝居からもおわかり頂けます。ことに「役柄」ということを重んじてきました。

まずは、若さを象徴する【前髪の若衆方】前髪を結い、着付けの衣紋を抜いた襟元からは色若衆と名付けられた系譜につながる感覚を大切にします。これが「武田勝頼」の役柄です。
勝頼をめぐる若女形の役柄は【赤姫】と【時代狂言の娘役】です。
長尾謙信の娘、八重垣姫は姫役のうちでも至難の役とされる「三姫」の1つとされています。
また、長尾家に潜入している、腰元濡衣も重要な立場の役柄です。姫役とは異なり姫役を助けながら、十種香の場を作り上げることが必要とされます。
赤姫と前髪の若衆を、取り持つ計画をこの場で実行するのがこの濡衣です。性根のある腰元になります。

むすめかぶきは、2007年より、能楽堂をお借りし、能役者の方々からもお教え頂き、能から歌舞伎にうつした演目を上演してまいりました。
今回の戯曲は、文楽からうつした歌舞伎の名作に取り組み、能役者の方々にご出演をいただく公演となりました。

二段目の立役(男役)、首受け取りの上使、悪人役、実事役の武田信玄にお狂言役者の佐藤友彦様方々にお勤め頂きます。
四段目(十種香の場)では、敵役になる長尾謙信役を、脇方高安勝久様にお引き受け頂きました。

私どもむすめかぶきは
市川九女の二段目武田勝頼
四段目十種香の八重垣姫
市川舞花の十種香の濡衣
柴川菜月の二段目の濡衣
佐々木理恵の簑作実は勝頼
私は、二段目武田信玄の奥方常磐井と切りの奥庭、狐火の八重垣姫をいたします。

それぞれ役柄の領域をはっきり際立たせていくことを歌舞伎は、型や演出で伝えています。
歌舞伎独自の様々な精神の見せ方、花の命「断末魔」クドキの「嘆き」やお姫様の「恋の告白」、「妖気」「悔恨」

封建社会のなかにおし殺されていくはかなさを、散るがゆえの美しさにおきかえた歌舞伎作者ーむすめかぶきの役者は歌舞伎の役柄と混ざり合い
奇想天外とはいえない、見えない世界を女子の本能で感じ、型や振りで粒だてています。
多くの方々から受け継いだものを、各々が歌舞伎の役柄にうつし込んでいこうという、未熟ながらも、その熱意を感じていただければと存じます。

皆さまのご来場をお待ち申し上げております。
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# by ooca | 2016-09-23 11:19 | 未分類

日々   

2016年 09月 17日

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名古屋は蒸し暑い日がつづいております。
むすめかぶきは、昨日も「本朝廿四孝」のお稽古でした。
歌舞伎では普段上演のない、二段目を今回新たに取り組みます。脚本の水口一夫先生からの細かなお稽古、終了後お話をうかがいました。

一昨日、ハンマー投げの室伏重信先生とお会いし、伝統の文化もスポーツもすべて一定の法則にあることを教えていただきました。私も体を使い分けながら、室伏先生は、ニュートン、手足の始点、のびる人の顔つきのことなど、お寿司屋さんのカウンターがさしづめ師と弟子の問答のように。学ぼうとすることは、心だけでも体だけでもだめなのです。ちなみに、のびる選手の顔付きは<せいかん>な顔だそうです。
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# by ooca | 2016-09-17 13:10 | 未分類

【本朝廿四孝】十種香   

2016年 09月 13日

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長尾謙信館の場(十種香)
前の場(二段目武田家館の場)で切腹の<勝頼と朝顔の事柄>を引き継いで、勝頼の衣裳は、鮮やかな赤の着付けに、長裃は清らかな若い武士を想像させる朝顔の青色又は、秋の朝顔と言われる桔梗の花の色。桔梗は運命を案じる花。
浄瑠璃「思案にふさがる一間には」奥より勝頼が現れ思案な形できまる

浄瑠璃「館の娘八重垣姫、許嫁ある勝頼の切腹ありしその日より・・・」
上手ゆっくり赤姫の姿が見えます。後向き、左手に数珠を持ち、許嫁の勝頼の絵姿に向かい拝んでいる。

浄瑠璃「こなたも同じ松虫の・・」
下手に濡衣はこちら向きで切腹を遂げた勝頼(取替え子)へ御経をあげている。

ちょうどこの日は、勝頼の命日
「我身代わりに相果てし勝頼が命日」と本物の勝頼。

浄瑠璃「暮れゆく月日も一年あまり、南無幽霊出離生死頓生菩提」

上手の八重垣姫「申し勝頼様、親と親との許嫁、ありし様子を聞くよりも嫁入りする日を待ちかねてお前の姿絵に描かせ、見れば、見るほど美しい、こんな殿御と添い伏の・」
浄瑠璃「月にも花にも楽しみは絵像のそばで十種香の・・・」
これ迄、後ろ向きの八重垣姫
がやっとここで前を向きなおる。
浄瑠璃「回向せうとてお姿を絵にはかかしはせぬものを」
と語りの通り、いやいやをしながらきまり
浄瑠璃「可愛とたった一言のお声が聞きたい、聞きたいと・・・」「流ていこがれ見えたもふ・・」とハァと泣く。

勝頼「あの泣き声は八重垣姫よな・・・」
濡衣とのやりとりがあり

勝頼の姿を見ながら
濡衣「わたしゃ、輪廻に迷ふたそうな」で濡衣も泣く

浄瑠璃「泣き声漏れて一間には不審立ち聞く八重垣姫」

そっと障子を少しあけ

八重垣姫「ヤ、勝頼様か」

ここからの三味線と語りと八重垣姫の心中のやりとり、絵姿と絵姿に似た目の前の男性幻を見るように

浄瑠璃「立ち戻って手を合わせ・・」
心の乱れを祓う八重垣姫。
しかし、気になる気持ちを押さえきれず、障子をまた少しあけ絵姿とまた見比べる。

浄瑠璃「見比べるほど生き写し・・・」
語り通りに首を合わせ、絵姿へきざんで振りこむ、そしてまた勝頼に似た人を見る。と

浄瑠璃「・・勝頼様じゃないかいの、と、思わず一間を走りいで・・」
八重垣姫は手に持つ数珠に気づき、数珠を、打ち捨て、髪や襟を直すこと、姫のおてんばな様子にも、品位ある清らかな色気が匂い立つ。
八重垣姫「勝頼様、おなつかしゅうござりましたわいなぁ」
浄瑠璃「すがりついて泣きたまえば」

このお芝居の最初の難関であり、見どころでもあります。
八重垣姫は、三姫のひとつと言われている大役です。
格と品、そして高尚な色気を必要とされます。

衣裳は、きまりもので
緋綸子に四季の花の刺繍
帯は、白地織物。
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# by ooca | 2016-09-13 03:07 | 未分類

本朝廿四孝の公演前に   

2016年 09月 06日

興味つきない日本の風習文化は、きちんと整理するより、ふわりと見渡してみるとそのうちにつながりがみえてきます。
文楽、歌舞伎の本朝廿四孝序段と万葉の➡若菜摘み⏪能の求塚➡妹背山婦女庭訓の求女。一人の娘が一人の男に転じ。神道から下諏訪神社のシタテルヒメとアメノワカヒコを八重垣姫と勝頼に見立た、古代から中世を見聞する作者近松半二の想像は恐ろしくも愉しく。あたりまえですが、全部日本の中の題材です。皮膚感覚で想像できるから愉しい。本朝廿四孝の序段
春、青やかに、白くなり、雪、霞と柔らかな言葉が並び優美。若菜の青に雪の対比は、清らかな純粋培養されたような心がそこに見えて。

朝日カルチャーセンター名古屋教室で講演と実演を致します。9月30日(金)10時から15時まで。長い時間ですね
皆さんに楽しんで頂ける秘蔵の特別プログラムを出さねば。と準備しております。
沢山の皆様とお会いできますよう、お誘い合わせていらしてください。
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# by ooca | 2016-09-06 21:56 | 未分類

様々   

2016年 09月 06日

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偶然ははじまりに、必然は終わりに。現実と想像を結んでくれる出会い。
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# by ooca | 2016-09-06 08:43 | 未分類