人気ブログランキング | 話題のタグを見る

市川櫻香の日記


by ooca
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

花一輪凛として

ちょうど今です。そのつどを、大切な機会にしていくのはどうでしょうか。千葉法務大臣のことについて、命について。大臣が死刑執行に立ち合われたことは大変重要なことだと思います。祖父の仕事は罪を裁く立場にありました。戦後は戦争で翻弄された自身の立場に、悩み続けていたように思います。当時、まだ小さな私でしたが、優しい祖父が、時おり、近より難い背中を向けていました。今思うと深い苦しみがあったように思います。罪を憎みて、人を憎まず。人にはくせがあります。くせも時々全体を眺め、お花を生けるように、そのくせをどういかして眺めのよいようにしますか。心に重点をおく日本の美しいは、姿から心へ心から姿へ。【性分】を一度鳥かごに入れて鍵をかけ、外から眺めてみる。織田信長でしたか〜そんなことを考えながら人を見ることも、ふと癒されるきっかけになります。9月23日の【保名】、曲も人物も、(安部晴明の父が主人公です)大好きです。私は、この演目は、素踊りの舞台を見るのも、演じるのも好きです。なぜなら、演者
とお役が交差しながら存在するからです。そこに、夢があり、そこに舞台と客席の一体感があります。魂が浄化されていくように心が緩まります。今回は、まず今までにない舞台です。能のお笛との上演は、能の藤田六郎兵衛氏のお笛、深く、強く色を持って広がります。決して淡々とはしていません。戦いながらあった昔の音色から、一段と深く心に残るお笛になられたなどとは、ちょっとおこがましいことでした。藤田氏は、私を強い人と言われます。舞台の私は沢山を頂き現れるのですから強いのお陰は皆さんのお陰なのです。

今日も有り難うございます。
by ooca | 2010-08-03 21:36