市川櫻香の日記


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團十郎先生

本日、團十郎師へ。
新しい三名が市川の名に誕生します。今日は、お許し頂くお願いに参りました。舞踊のお名取りと違い、あくまでもむすめ歌舞伎公演において、花も実もある方々として益々に精進活躍をお約束するお名前です。
九代目團十郎先生が女流の後押しをされ、日本の女優誕生に大きくかかわられた流れを、12代團十郎先生がおつなぎ下さっています。犬山市、成田山貞照寺には、かの、女優第一号といわれる川上貞奴さんが、尊敬する九代目團十郎先生の成田山信仰にならい、建立されたお堂があります。貞照寺に伺うと、信仰にも似た、芸能者の、人が人を崇めた、心が伝わってきます。伝わってきますといえば、もうひとつ、今秋、むすめ歌舞伎公演に【勧進帳】を名古屋能楽堂で、ぜひ、上演させて頂きたいと申し上げ上演のお伝えをご快諾頂きました。もちろんお稽古のこともお願い致しました。伝統の中で学ぶことは、形や台詞、振りを習うことと共に、それ以上の、大切なことを、学ぶ機会でもあります。私達がどの道をどう歩いていくかは、登山と同様もっとも大切なことでしょうから。
能【安宅】から、【勧進帳】を創造れた九代目團十郎先生を、12代目團十郎師はそのお 立場を、かたちだけではなく、大変大切にされておられます。それは、最初にかたちにされた人の、その道のりに対する、敬意だと思います。昔の人は、今の人より、人を崇めていたように思います。崇める方を見て、崇められるようになりたいという思いと、同時に、その崇めている人に深く関心を持ったものです。子供達も、崇める大人を見聞きしながら育ったように思います。崇めるとはどういうことかも、姿も心も近くにあって学べることです。ことさらに、大切にすることではなく、ひたひたと伝わることでもあります。人の関心事に修養をつんでいくところに伝統のお稽古が存在するのが良いことと思います。今年、貞奴生誕140年だそうです。
團十郎先生は、九代目の流れを話され、むすめ歌舞伎への思いも大切にされておられます。
大切に、大切にと、私共も思わせて頂き、今日も一日を終えました。有難うございました。
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by ooca | 2011-06-13 22:12