2月2日の飛び六法を思い出して
2014年 02月 05日
團十郎先生の飛び六法、力強くて、おおらかで勿論立派でした。2月2日の能楽堂は、都合三回の飛び六法を、見ることができました。 映像による、積恋雪関扉、関兵衛の團十郎先生。偲びながら、市川新蔵さんの勧進帳の弁慶。そして、むすめ歌舞伎の市川阿朱花さんの鳴神上人です。
飛び六法の魅力は間合いと体の詰めの重なり合ったところに、空間が、切り取られ、見る側に迫って来る感覚を与えます。瞬に時のない空間へ、観客ごと連れていくのですから、引っ込んでいった役者をもう一度、引き戻したい衝動にいつもかられます。
写真は、2月3日、お稽古場で、「團十郎先生を偲ぶ」の能楽堂、当日のロビーを華やかに飾ったお花を囲み、制作事務方で支えてくれている、酒井さんと、鳴神、工藤をつとめた、阿朱花さん。外郎売、五郎の柴川さんで、ちょっと一息。
お花は、名古屋市中区のミルキーウェイ、大坪のり子さんが、当日、心を込めて活けてくださいました。
by ooca
| 2014-02-05 00:07
| 櫻香のつぶやき