市川櫻香の日記


by ooca
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月、とりとめなく

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月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
漁に出かけて、魚をとるのが面白くて、遠くまで行ってしまう、とうとう何十年もたってしまった。久し振りに故郷に帰ると、誰1人知る者もいない。海の民である私達の中に、生きて帰れるかどうか分からないが、旅立たねば収まらない何かがある。
芭蕉は、庵を売り払って旅立ちの心をかためる。『草の戸も住み変わる代ぞ雛の家』

朝から晩まで、舞台の事を思いながら、お稽古、準備、計画、勉強し、また、お稽古、準備・・・・・と日々に過ごすうちに、ある時芭蕉を詠みながら、ふと、旅人の気持ちに似ていると。李白も西行も旅の途上に生を終えている。

月に向かい明日また会いましょうーと、平家物語『海道下り』の重衡の旅。明日の我が身を思い、今日の自分の生を確かめて見上げた月。
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by ooca | 2016-03-06 20:33 | 櫻香のつぶやき