市川櫻香の日記


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湊川神社に向け

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5月は、湊川神社神能殿に参ります。その事で昨日は、梅田邦久先生のところへ柴川菜月とうかがいました。他所のお稽古場に上がらせて頂くことはあまりなく良い経験です。柴川菜月は、高校1年の春にある方のご紹介で私どものところに入門しました。今年、大学4年生となり月日の速さに驚きます。
初舞台は、『天の探女』異例な演目からスタートしました。この作品は、藤田流御宗家藤田六郎兵衛先生の御監修、詩人の村瀬和子先生のご指導の中を、能『岩舟』から取材して書かせ頂き上演作品といたしました。彼女はこの作品の〔龍神〕にて初舞台を致しました。当日を前に、藤田舞台で始めてお能の装束をおつけ頂き、藤田先生のお手で、龍の冠を柴川に付けて頂きました。
さて、初舞台当日、お芝居後半橋がかりに現れた龍神は、後ろ向きのままお幕に引き込みます。勢いよく入り、あらためてお笛、お囃子となって出て来るところ、ほんの少し遅れ本舞台に現れました。龍神を待つ私〈みぬめ〉からは様子がわかりませんでしたが、あと下がりの勢いのままお幕に入り、将棋の駒が倒れるように後ろ向きに倒れたと鏡の間に待ち構えて下さった先生方から聞きました。倒れた彼女は、先生の呼び掛けに状況を把握し何事もなく落ち着いて二度目の出を仕終おせました。心に残る初舞台から七年目を迎えました。歌舞伎、日本舞踊を学び、その先輩芸能能楽の先生方からも御指導を得、基礎になる事柄を見聞できる環境に自ら身を置いています。先日の【祭と芸能】も彼女の視野を広げる機会となったことと思います。21歳となり、この先彼女がどう成っていくか責任をひしと感じています。
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by ooca | 2016-03-16 09:20 | 櫻香のつぶやき