市川櫻香の日記


by ooca
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かぶき


江戸時代、かぶきは 猥雑な享楽性を持ち、いかに見せるかを 競い血道をあげた。それは、封建社会の 中で生きる庶民の人間解放であった かぶきは複雑な環境にあった 役者は河原乞食であり「芝居町」と「遊郭」 に限られ、その場を「悪所」と呼ばされた そこで熱狂と創造により職人的芸術は究められた
かぶきの精神は、どの時代にも生まれる 形を変えてつながっていると思う つれなく追いやられた日本文化感 「会いたさに、ひとり夜更けにきたものを~」 と口ずさむと、人肌、江戸からつながっていく (これは邦楽の一節・・) 江戸時代のセンチで正直な日本人の感覚 かぶきをつくり上げたのは、三味線音楽である 現代でいえば先のひと節はブルースにあたるが ブルースの世界観とは違う、何が違うかといえ ば生まれの違い、紡がれてきた見方の違いがある 江戸邦楽は私たちのふるさとなのである かぶきは型の伝承と言われる、それは型を 作った精神の伝承をいう、その奥には日本 の日常にある潜在的なセンス、アンテナ(触覚) の伝承がある。お米をとぐとき、鰹節を削るとき 庭の水やりのとき、月を見るとき、花を見るとき 舞踊も三味線音楽も、浄瑠璃、台詞 しこなしも、すべてがこのセンスとセットに にある。1㎜単位で幾通りかの色を知る日常 の感覚の伝承がある もう一つ向こうの山について (本当はこのことを記したかった) 芝居の中の「物言わぬ」立場を貫いた女性たちから 全体を俯瞰すると、人と社会を別の視点で見る ことができる。遊女たちのとり沙汰の裏側にある社会、 理不尽を嫌う江戸の精神、日本人のやんちゃさ

かぶきの中にある「日本」の精神が 本当の「日本」であるかもしれない。
かぶきは、日本の立派な古典劇と実感。

「むすめかぶき33年目」
ちょっと思っていることを
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by ooca | 2016-06-20 11:13 | 櫻香のつぶやき