市川櫻香の日記


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伝統と現代

以前オランダとベルギーの劇場からの要請により公演をさせて頂きました。その時の観客の皆様が「鏡獅子」におけるほんのわづかな体の動き、それによる大きな変化、内的な充満と息のつめひらきといったものに、熱心な反応を示して下さったことを今でも忘れません。充満という身体感覚は、日常的な現実の時空の概念から飛躍して、身体の1ミリの動きの意識から、人間がそこに大きく浮き上がる感覚ともいえます。また、そこには芸能本来の人間の根拠を描き出そうとするいき方も強くなります。この公演では、現地の様々な方々から質問を受けました。その質問は、本質的な内容でした。日本からやってきたむすめ歌舞伎をもの珍しい不思議なものとしてではなく、私達の中から何かを受け取ろうとする積極性を感じました。歌舞伎は、それまでの古代、中世思想を根底にし江戸芸術を築きました。ヨーロッパでの質問に、鏡獅子を古代の神ととらえた方が多く、文化の志向の深さを感じ、こちらが大変刺激を受けて帰って参りました。
日本では、文化面に関わりを持っている人でも、日本の古典を理解してもらえる人は少ないように思います。
昨日、夏の1週間お稽古修了発表。引き続き、ゆかた会、名古屋市中区の中役所ホールで終えました。
1週間毎日1時間のお稽古を致しました。日にちを、開けずにお稽古の毎日でしたので先生も大変だったと思います。お疲れ様でした。受講者皆様1週間通しの参加が難しかったようですが、先生方々は通常の月2~4回の時より成果は高いとの御感想を頂きました。来年は今年の反省をふまえて、先生方とご相談をしながら更に充実できればと思いました。
古典を現代と全く関係のないものとして切り捨ててしまわないで、取り入れていこうという、皆様のご意見等頂きたいと思います。
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by ooca | 2016-08-07 02:23 | 未分類