市川櫻香の日記


by ooca
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日々

人の繋がりにも、過去からの積み重ねられた思考があります。
その過去を失ってもよいと考えた日から、絶望はやってくる。
戻ることとのバランスをーM.エンデ「はてしない物語」は書いています。欲望を得る為、主人公、バスチアンは一つづつ大切な記憶を失っていく。
最終章の「変わる家」に住むおばさんのところへたどりつく、亡くなった「母さん」のことを思い出す。

過去は消えてなくならない。

失われた数々の記憶や夢が地下深くで雲母の層のように薄い層となっている。
何かのきっかけで、ふと思い出すことのできる過去に助けられ、勇気をもらう。

お稽古というものの、本当の意味はそこにあるのです。

過去は、掘り返されるのを待っていてくれます。過去の、夢や情熱、願いを掘り起こして引き継ぎ生かしていくことに目を向けていく、お稽古はその訓練のようなものです。
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by ooca | 2016-08-20 09:31 | 櫻香のつぶやき