日々
2017年 06月 25日
禅画としてよく拝見するものに円相があります。
私の温かな思い出の中に、團十郎先生の御揮毫
による円相があります。
それは、むすめ歌舞伎の若いメンバー初の
結婚に、文字ではなく、たくさんの意味を含む
円相を賜りたく、思いきってお願いをしました。
その頃、今から18年程前、あまり深く
考えてはいなかったと思います。
ただ、あの円相が、素晴らしく
感じられたのです。
円は、はじめも終わりもありません。
このことは、いいかえればどの一点も
出発点、どの一点でも始まりなのです。
昨日の[吉住会]、美しく深き円相を
感じられ、大切になさってこられた
一点づつが舞台から現れ、大変良い
勉強になりました。
素敵でした。
by ooca
| 2017-06-25 12:23