市川櫻香の日記


by ooca
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独吟

お芝居の中でもっとも好きなのは
実は独吟です。独吟を聴くと、心が
身体中を束ねていくように感じます。
耳から入った歌詞と、お三味線の音色
により、見るものの景色が変わります。

独吟は
小手先でなく、心底に鍛えた芸が
思いなぐさめながら、強いものを
しだいにつくりあげていきます。

芦屋道満大内鑑
葛の葉狐が童子と別れの場面で
淡々と聞こえますが、そこには
揺るぐことの許されない、どうしよ
うもない真実が重なります。

冥土の飛脚の独吟も、若い男女のどう
しようもなくなっていく場面が見事に
表されていきます。

どうしようもないことなど
ないのですが
どうしようもなくしていくのです。






















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by ooca | 2017-07-10 22:41