市川櫻香の日記


by ooca
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2012年 01月 12日 ( 1 )

やがて

わくわくとなって、笑って、やがて、胸がつまって、涙します。歌舞伎は、キューンとなってホロリとさせるものです。2月御園座歌舞伎公演は、義経千本櫻(よしつねせんぼんさくら)渡海屋の場、大物浦の場です。名古屋で久し振りの上演です。むすめ歌舞伎では、この千本櫻の半通しを團十郎先生に監修指導をしていただきました。忘れられない演目です。そもそも、むすめ歌舞伎は、上演のために様々に考え、学ぶ,お稽古から、私達らしさを大切にすることに気づき、その方法を模索しながら、自分というわかっっていそうで、このわからないものをゴシゴシ磨いていることのように思います。歌舞伎は、男性の想像、踏襲してきた演劇です。これを、私達は真似ることから始まりました。そして、年月がたち、男性の想像してきた歌舞伎を真似るーそのことに、疑問を持ったのです。まずは、上演形態への疑問でした。そこで、千本櫻の半通しを上演しました。結成から10年たった今から、20年ほど前です。『なぜ?』という問いを、とくようなかたちで、演目を選択することは、頭の中と、気持ちが先行する分、これまでの歌舞伎の当たり前を、ひょいと飛び越してしまったりしました。歌舞伎には、人を魅力的にする力があります。それは、瑞々しい、ちょっとした勇気を育てるゆりかごのようなところがあるからです。勇気さえあれば、知識や才学では得られない、見識と度量のような、人の身についている大切なものに気づかせてくれます。才能は、学校で、技術や仕事の仕方は、職場で学べますが、人の一番大切、な部分は、気づいていくことに喜びを得る環境で、磨かれるものと、ちょっとわかってきた感じです。
上演することは、沢山の方の力を頂き、沢山教えて頂き、沢山、拍手を頂き、やがて沢山感謝できることにつながると思います。
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by ooca | 2012-01-12 01:21