市川櫻香の日記


by ooca
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團十郎復活

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昨日国立劇場で[團十郎復活]購入。
第三章白血病治療のフルコース
〈むすめ歌舞伎「黒谷」〉の項をみつけました。
2008年、團十郎先生に
櫻香の会を立ち上げたいと申し上げたことも、そのまま書かれ

[もうそろそろ娘でもないので、自分の会をやってみたいと、櫻香の会を始めた。一回目の時も協力したが、6月に二回目を開きたいので特別出演してほしいという申し入れがあった。それなら台本も、自分で書いてみようということになったのである]
題材になっている「一谷〜軍記」のあらすじも書かれ
[私はその後の熊谷を描いてみたいと思った]

と、新作黒谷の生まれたいきさつ。
大変な治療の中で
病室でパソコンを打っていると、免疫反応による、かゆみもある程度忘れることができると書かれ、幾度か無菌室の病室に、お呼びくださりました。伺った時のこと、様々お話しを伺えたこと、大変貴重な時間でした。
黒谷命名も病室で伺いました。

お芝居のお話しをされるうちに、力が徐々にわき起こっておられるのを、目の前にさせて頂きました。「團十郎という方が、どんどん人の域を越えていかれる」と、その時思いました。

黒谷について、[運命の皮肉と、生と死の重さを表現することが眼目である]

項の末には、黒谷の台本も載っています。

日本の伝統文化を改めて考え直す心構え…について、具体的に團十郎先生のお考えが、書かれ、[私は活気の感じられない静かな町に必要なのは、穏やかな伝統ある日本の音であり、その地方に伝わる音楽と感じている。そこに眠っている文化を掘り起こし、町屋を利用して稽古場を造り、この稽古場から漏れてくる音が静かに町中に流れ、止まっついるかのような時間を水車が水を得て廻り出すように、人々にも文化的な情緒が力を与え、経済の歯車が廻り出すのではないかと考えている]

経済を水車にたとえられていました。
歌舞伎が、お客様という人と、役者という人が一つの空間に対峙して、感性を交わす。ここに、互いが本質を見つけていく、生き甲斐が生まれていくと思います。その為の道を歩かなければいけないと、[歌舞伎の真髄とは]に書かれています。

文化は皆さんと一緒につくるものなんだと理解できます。
頑張ります。

[團十郎復活]文藝春秋 平成22年発行
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by ooca | 2013-05-27 11:15 | 櫻香のつぶやき
サントリー美術館が、今年2月から3月末まで開催した、歌舞伎芝居小屋展は、大変よかった。沢山の人から「見ておくといい、よかったよ」と聞いていたが、盛り沢山の内容が全部歌舞伎で、華やかな展示でした。
私は中に、気になった絵図があり、今も、図録を見ながら、想像の世界に入って、元気になります。それは、能の様式の作り物の舟と、ひともと柳の塚が描かれた菱川師宣の「角田川図」。能式の舞台に、三味線を弾いている人と、小鼓を打つ人。謡いの様子の人も、三味線を弾く人の左側に描かれている。どんな曲であったのか、謡いとのつながりは、どうなのか。
狂女も笹の枝をかついで、阿国らしきというか、この絵図の推定されている時期には、当の阿国は結構な年令ですから、その時期の女性芸能者の姿形と考えられる。
見物客には、当時、流行の奴風の武士も描かれている。
何度見ても、楽しい時間です。
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by ooca | 2013-05-21 22:20 | 櫻香のつぶやき

海老蔵さんが輝いてます

海老蔵さんが、日本の伝統文化を海外でより広めていく国の政策に、芸術総合監督として御就任され益々やりがいのあることに向かわれます。本当に嬉しい。

体だけは気をつけてほしいです。

今から、お稽古と「伝統文化をつなぐ」の説明会です。
茶道の森宗志さん、小鼓の望月左登貴美さんも伝統の様々をお伝えされます。

素敵な日本を皆さんと。
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by ooca | 2013-05-19 10:23 | 櫻香のつぶやき

明日説明します

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明日は2時から、伝統文化をつなぐの説明会です。
昨日までの、子猫騒動も、今朝、貰い手が決まり、ホッとしています。昨日、三味線の自主トレにきていた柴川さんと、「三味線の皮は猫の皮だから、母猫に離れた子猫が、三味線の音色にひかれてきたのかしらんねー」と。

子猫の泣き声に、普段交流のない町の人達が集まり、信じられないけど、野良猫も何匹か、心配そうに見に来るのです。
当の子猫は、かなり運も性格も強そうです。見ていたら、こちらも元気になりました。
子猫ちゃんのお陰で新しい出会いも生まれました。
猫ちゃんの話しばかりになりましたが、〜明日も新しい出会いとなります。
丁寧に、大切にお伝えします。
明日お待ちしてます。では
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by ooca | 2013-05-18 17:08 | 櫻香のつぶやき

若宮まつり

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懐かしい。偶然、若宮祭の山車に出会いました。福禄寿さんに招かれたようで、うれしいです。新しい計画にむかって頼もしい皆さんと初会合のあとですから、特にうれしいです。「伝統と現代、古くて更に美しい」がテーマとなります。
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by ooca | 2013-05-16 16:03 | 櫻香のつぶやき

美しき人に

あいらぶかぶき卒業の真里さん、久し振りでした。中学生になりました。息をちょっとつめる話し方は、小さな頃と変わりませんね。帰る際のアイコンタクトの所作、綺麗でした。
夜は、舞花さんと菜月さんで、7月の犬山のお稽古を。舞花さん、音大生の時にアイラブかぶきに入り、初舞台の太功記十段目、加藤正清が緊張でカチカチになっていたことを思い出します。私も二十代でした。とにかくまず、歌舞伎を体で感じたかった時代でした。
ことわざに「類をもって集まる」というのがあります。華やかさに集まった人達というより、学んでいくための何かを求めたい、そのような下地を育てていく人の集まりとなっていきました。
出会いからすぐに親しくなれるというのは少なく、双方に噛み合う電波や同じ歯車を持ち、それに互いが熟して、本当の大切な出会いになっていくことと思います。
よい一日を。
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by ooca | 2013-05-13 08:45 | 櫻香のつぶやき

Newsweek 歌舞伎新時代

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今日は、午後から黒谷の、金戒光明寺さんへ。このお庭に入れて頂きました。
黒谷さんは、むすめ歌舞伎も私も大切な場所です。よい空気でした。法然上人様にもお目にかかれました。
一緒に行った人は、この空気忘れないね。これは、南座のあったかさの続きでした。
帰りの新幹線キヨスクで「歌舞伎新時代Newsweek」が目に飛び込んできました。「鎌髭」を復活された市川海老蔵さんの表紙です。特別インタビューも、これからの歌舞伎について
よく理解できます。苦労を重ねた人こそ感動は深いと私も感じます。
若い人たちに、「勧進帳」がわかる、かっこいい大人になりたいと言わせたいですね。
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by ooca | 2013-05-09 19:48 | 櫻香のつぶやき
喜太夫さんの死去に、追悼を申し上げます。喜太夫さんの語りで、むすめ歌舞伎は、国立小劇場で熊谷陣屋をさせて頂きました。監修は團十郎先生がしてくださりました。公演終了後、喜太夫さんから、團十郎先生への深い感謝の思いを伺いました。それは、ご自身が今、太夫としてあるのは、團十郎先生の熊谷陣屋に語らせて頂いたお陰であることを話されました。その感謝の言葉に添えて、私にその時の大切な床本をくださいました。今もその時の、喜太夫さんを思い出します。團十郎先生への深い感謝を述べられる喜太夫さんの素晴らしいこと。そのお気持ちをあづかってずーっときました。本当におあづかりすることしかできず…。詩人の村瀬和子さんが、古代より、男性に殉する女性たちの話しをされたことがあります。愛に殉じる、静御前、松浦佐用姫や重衡の千手。殉じるのは、男女に限りません。喜太夫さんは、信念に殉じる精神をお持ちでした。
あれから、10年以上経ちますが、つい最近のように思い出します。また、お話しさせて頂きたかったです。
御冥福を御祈り致します。
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by ooca | 2013-05-09 02:43 | 櫻香のつぶやき

日常のお稽古

昨晩は、阿朱花さんと柴川菜月さんの、茶道のお稽古がありました。森宗志先生のお稽古は、普段の動きをさとしています。身体の消失といわれる現代、社会的に自分を表現する心と型のお稽古です。きびしい繰返しにより、身体に気づかせ、私達の伝統的な文化を日常的なものにしていくことを目標にしています。
森先生は、よく「相手の立場に立つ」と教えられています。
阿朱花さんと柴川さんが、交替で亭主をしたり、客にまわったりし学びます。互いに客観視しながら、全体を見ていく目も育てていきます。
自分のこととなるとわからなくなってしまいますが、人のことはわかります。第三者を自分の中に育てることと、広く見る姿勢、生き方も一緒に気づかせてくれます。結構楽しいです。終わったあとの清々しい笑顔、美しいです。
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by ooca | 2013-05-08 09:46 | 櫻香のつぶやき

緻密を

先日の七福神も、いけませんでした。人間にとり一糸乱れず動作するほど難しいことはありません。世阿弥の「体心捨力」のごとく、内へむける力を外から引いて力を込める為に必要な、外に出る力を捨てられなかったのです。
曲の前半は、日本神話から神様のお話しを踊り、後半が引きもの尽くしになります。後半は、曲も速くなり、観客の目にも快活にあふれる踊りです。ここを観客と一致して説明的になっていくことに少しも不安でなかった自分がありました。楽しくなっていくことは、観客であって、演者は実は正反対になっていかなければいけなかったのです。動きが早ければのってしまい、荒らさのままに流れていってしまいます。自分を信じ過ぎないこと、容(かたち)の中に入っていく、という感覚を持たなければならないのです。この反省、忘れてはいけないことです。
少し落ち込んでいます。
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by ooca | 2013-05-05 09:54 | 櫻香のつぶやき