市川櫻香の日記


by ooca
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<   2014年 01月 ( 5 )   > この月の画像一覧

鳴神

「鳴神」
二代目團十郎が、本を書き初演。
鳴神上人は、朝廷に怒りを持ち、修業で得た秘術で、雨を降らさなくしている。困った朝廷は、絶世の美女をおくり、色を持ってその秘術を解こうとする。
人間のおごりを描いています。秘術を悪いことに使うことは、もはや堕落し、上人はその事に気づいていない。
現代に通じた作品です。
色を持って堕落したわけではなく、このお芝居は、始まりから堕落した上人が、どのように、堕落から這い上がるか、を描いているのです。
その、鍵には、まず、和歌があります。
和歌の言霊は、人の心に潤いを与え、無情な、草木、山河に心を感じあわせます。恋心を抱く始まりとなります。
そして、女性の体に、懐かしい母への敬慕を思い出します。
「乳」に触れた上人が、まず、性を取り戻します。上人は、秘術の解き方を語り、女は、上人が酔いつぶれている間に、その秘術を破り、雨を降らせ、帰っていきます。酔いから覚めた上人は、女に怒り、鳴る雷となって後を追っていきます。

上人は、女に騙されたのではなく、女によって、自身の間違えを、正す道に入ることが、できたのです。気づいていくきっかけを、女は、与えたわけです。
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by ooca | 2014-01-31 08:42 | 未分類
本日再放送します。NHK 総合「父の花咲く春」に
むすめ歌舞伎公演で「
外郎売」五郎をつとめます、柴川菜月が、舞妓役で出演させて頂いております。夜、7時からです。私達は、今日も稽古です。明日は、能楽堂で最後の総仕上げになります。
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by ooca | 2014-01-31 08:09 | 未分類

稽古も佳境

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いよいよ、2月2日を迎えます。いつもの公演の、三十回目となります。
この公演は、はからずしも、團十郎先生の一周忌の前日となりました。
節分に旅立たれ、升と「福は内」の行事が團十郎先生らしく思います。
写真は、「鳴神」の黒雲が、「白雲坊が蛸を食らいます」のくだりと、「外郎売り」の外郎売り、実は曽我の五郎役の柴川さんが、小道具点検です。重そうです。本日から、新蔵さんがいらして稽古です。良い出来になってきました。
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by ooca | 2014-01-30 23:36 | 未分類

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2月2日のむすめ歌舞伎公演は、日々、お稽古、緊張と創造の繰り返しを過ごしています。
先日は、二回目の衣裳打ち合わせに、新富町の日本演劇衣裳さん、そこから、金井大道具さんに行き、浅草の藤浪小道具さん、今年始まりのご挨拶も兼ね、公演の打ち合わせです。
そして、新橋演舞場へ。海老蔵さんの「景清」です。昨年、お能の先生方に御指導頂きながら、「月と景清」を上演させて頂きました。景清の生き方を創造するのは、気持ちの良いものです。
いつも、盛り返す力をあたえられます。
海老蔵さんの景清、いきいきとした世界観でした。恨みや、呪いは、祈りと両刃であること。鐘には、その両刃を成仏させる力があること。深い心に、考えを巡らす身体は
美しく踊る姿の元を作っていることを観るようでした。こういった発想を創造してきたのが、市川代々の歌舞伎であると言えます。景清という、名前の美しい響きをあらためて感じながら名古屋へ戻りました。写真は、むすめ歌舞伎、柴川菜月さん。演舞場ロビーにて。
むすめ歌舞伎公演の鳴神は、人間のおごり、一番大切なものは何か。絶間姫の女体に、迷い、堕落したと、鳴神上人の台詞にあるが、実は真実の妄想煩悩の葉が落ちるきっかけであり、神の領域である雨を封じる術など、現代に直せば、人の手による化学が自然を崩壊することに言い換えることができます。絶間姫の乳房に触れ、母を感じることは、最初に書いた「何か」に目覚めていく、その一瞬なのです。
鳴神上人は、子供に戻り、荒事の身体を発揮する。解脱に向かい、社会の魔物にとらわれた自己を奪い返す如くあばれる。
鳴神上人が市川阿朱花、絶間姫、市川舞花で、独特な舞台となっています。乞うご期待ください。
お出かけをお待ちしております。名古屋能楽堂にて。2月2日日曜、1時半から、團十郎先生を偲び、市川ぼたんさんをお迎えし、最期の團十郎師のお話しをうかがいます。
私は、「菊慈童」で團十郎先生を偲ばせて頂きます。
むすめ歌舞伎公演は、3時半から、七福神、外郎売、鳴神です。

柴川菜月は、外郎売の五郎です。
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by ooca | 2014-01-20 02:35 | 未分類

小さな歌舞伎

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2月が近づいてきました。今年は、特別、そして、これから、2月を迎えるたびに、心うち静め、心を深くする月になります。
季節がめぐる、ひと月ひと月、考えてみたら、2月は、他の月にくらべ、何か違う感じがしませんか?
2月2日(日)は、ふたつの内容の公演を一日で開催します。1時半から、6時まで、12代市川團十郎を、懐かしみ、むすめ歌舞伎の小さな歌舞伎に、ほっくりしに来て下さい。名古屋能楽堂です。
お待ちしてます。
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by ooca | 2014-01-10 01:23 | 未分類