市川櫻香の日記


by ooca
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雑感

「歌舞伎を通じて成長をしました」
今月始めに開催させて頂きました、むすめ歌舞伎公演後の私達は、今、こんな事を感じ合っています。
それぞれ、いろいろな環境にありながらも、バラバラにならず、助け合い歌舞伎から、生きる意味を発見したり、生き方への洞察を見出だしたりしました。
昨日、阿朱花さん、舞花さんとそんな話しをしました。このところの5年、素晴らしい試行錯誤の日々を送ったことは、私達の誇りです。すべてが、活性の粒のように、厳しくありながらも、何かが変わっていくと思っていました。歌舞伎を信じていたのです。
そして、大切な、沢山を、皆が感じていきました。
「考える」お稽古がもたらしました。

ある時期から、日々に、理解出来ていきました。
二人は、そんなことを静かに感じているようです。心地よく生きること、楽に生きる事とは、「考える」「諦めない」この繰り返しに思われます。
これは、りきさんとも、公演前に話していました。

成長を共有する歓びは、人生の宝物に思われます。
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by ooca | 2014-02-24 18:11 | 櫻香のつぶやき
おさらいの会が、少なくなりました。

源氏物語で、好きなシーンがあります。
「六條院の女楽」おんながくに、朱雀院五十歳の
祝い 事を源氏が計画する場面があります。
祝いは、ちょうど、二月十余日。梅の咲き
始める今頃。女三宮の寝殿に皆が集まり合奏の
練習をします。源氏は、女三宮に熱心に琴を教え
ます。
「紫上が聞きたがっているあなたの琴と、紫上の
女房たちの琴や琵琶を合わせ、女楽ー女ばかりの
合奏を試みたい。(省略)
昔にくらべ、この頃の若い人は洒落たり気取った
りするので浅くなってしまったのだろう。」

源氏は、皆弟子達なので、それぞれに心配している。
楽器の調子が整い合奏が始まると、稽古を積んだそ
れぞれの様子を、「神々しい」、「趣きが深い」
「愛敬ある音」などと、驚いたり安心したり。
源氏は、夕霧とさまざまな音楽論を交わし
弦楽器や笛の音は、春秋いづれによく聞こえるか。
自分の音楽の後継者のことなども。

明後日は、八十五歳の母が主催し、お弟子さん達の
「初唄会」です。常磐津の師匠であった祖母に引き
継ぎ、常磐津の浄瑠璃方と、時代にあわせ、小唄も
指導をし、邦楽家として今も歩んでいます。
小唄は、爪弾きを手法としています。
この音色が、春の始まりをやわらかくあらわしてい
ます。肉親ですから、こんなことを言うのも憚られ
ますが
母の爪弾きの音色は、歳を経て深く心に残ります。

明後日、お天気でありますように。

ご興味頂けましたら、是非お出かけください。
ご連絡を。会場、中部邦楽教室(鶴舞駅徒歩3分)。
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by ooca | 2014-02-21 22:55
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大好きな、名古屋の鶴舞公園は、お稽古場からすぐ近くにあります。
古くからある建物が、お洒落にリニューアルし、カフェになりました。
陸上競技場の前、鶴舞図書館、噴水、公会堂、歴史と一体した公園です。
気分を変えて、ここで打ち合わせ。
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by ooca | 2014-02-18 13:07 | 櫻香のつぶやき

安倍晴明の世界

安倍晴明は、葛の葉狐の子という説話、京都の晴明神社、歌舞伎では、「芦屋道満大内鑑」で親しまれています。今日は、テレビで、萬斎さんの「陰陽師」があると知り、お稽古を終え急ぎ自宅へ。萬斎さんは、アメノウズメノミコトになり、岩戸開きの場面もかなり、興味深く拝見できました。この類は、なんだか身も心もわきたちます。晴明は、友人、源博雅の笛をヨリシロに魔モノとの闘いに向かいます。平安期の笛や、琵琶の音には、人間に聞かせるものではない、闇に向けて厳かに心を通わそうとする思いが感じられます。昨年秋の、各務ヶ原市「男依歌舞伎」でも、新作歌舞伎の主人公、白拍子キララのテーマ曲を、龍笛の楽曲にしました。次元を飛び越えたいとき、笛の音は最適な、魔法の呪文に感じます。
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by ooca | 2014-02-18 00:17 | 櫻香のつぶやき
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先日、むすめ歌舞伎公演を終える事が出来ました。沢山の方に見て頂く事ができ、心から感謝致します。
稽古をつけて下さった櫻香先生、新蔵先生、長唄、お囃子、付け打ちなど皆様に支えられ、大きな力を注いで下さった皆様のお陰だと有り難く感じます。
ぼたんさんにもご出演頂き、團十郎先生の面影に包まれました。皆様の團十郎先生への思い、また皆様から團十郎先生を知る事が出来た気がします。
人を思い、自分の為でない、何かの為に舞台をつくる事を学ばせて頂きました。
公演後坂井敏子さんと撮って頂いたお写真です。当日、團十郎先生をおもい、先生と坂井さんが能楽堂にお花を飾って下さいました。
阿朱花
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by ooca | 2014-02-15 20:16 | 未分類

みなさまへ

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雪のバレンタインには、うぐいすに、紅梅のチョコが、ぴったりに思えまして。
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by ooca | 2014-02-14 19:00 | 櫻香のつぶやき

感謝

むすめ歌舞伎も、先日公演を開催させて頂き、なんと、三十回を数えることができました。

感無量です。

この間、歌舞伎と向き合い、様々な葛藤がありました。

まず、その葛藤は、私の生まれた環境から始まりました。
祖母が創立した「中部邦楽教室」は、毎日多くの方々、お稽古の方は勿論、楽しい方々がいらっしゃる、サロンのようになっていました。
中に、1962年から三期名古屋市長を勤められた杉戸清氏、メキシコから帰国されたばかりの北川民次氏、江戸文学研究の尾崎久弥氏、皆さん、私の子供の頃からの、優しいお兄さんや、親しい先生として、とても良く可愛がってくださいました。私にとっては、方々の立派な肩書きなど関係もなく、大変贅沢な子供時代でしたが、学校のお友達は、このお稽古場である私の家に遊びにくることは、ありませんでした。一度、私のたっての願いで、友達を呼びお誕生会をしましたが、小学生の皆、お稽古場の空気間に緊張して早々と終えて帰って行きました。
伝統芸能のお稽古場が、普通に社会の中にあるのです。と、伝えたいと思った最初かもしれません。
時代は、移り変わりましたが、その心は、つないでいます。
教えの1つに、「始まりを忘れずに」があります。
皆様のお陰で、「始まり」を大切にさせて頂くことができますことは、何よりありがたく思います。

さて、先日の公演は、むすめ歌舞伎にとり、大切な公演となりました。
團十郎先生が逝かれ一年がたちました。早いものです。團十郎先生の、舞台の映像を拝見し、ご長女のぼたんさんが特別出演に「島の千歳」を踊ってくださいました。
お客様、出演の皆様、懐かしいという温かな思いになり、ぼたんさんの心のこもった千歳に、日本の伝統芸能を大切に学ぶ「心と姿」を、感じとられたことと思います。

これからも、むすめ歌舞伎設立に、ご尽力くださりました多くの方々の思いを大切に、成長しながら精進して参ります。

皆様、どうか、今後とも宜しくお願いいたします。

お力添えいただきました成田屋様、皆様方々、心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。
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by ooca | 2014-02-14 12:54 | 櫻香のつぶやき

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2014年2月2日、むすめ歌舞伎公演の「外郎売」
工藤の阿朱花さんは、2月のこの頃の季節による風合いに似て、冷え、あるいは、しみる、寂びたる姿に向かう前の美しさがあった。五郎に「親はなくとも子は育つ、忘れ形見の」と向けた言葉の密度は、無限に豊か、しかし、しまっていなくてはならない、「荒れ」と通じるものでありながら、強く、幽玄や艶の類からの過程も、彼女の中のすべてのものが、複雑に工藤に絡んでいったように思う。
五郎の若さに、真摯に向けた姿と心こそ、この演目に相応しい、清浄純粋なる「人の心」が生み出されている。儀式的な様式美の意味を知ることが出来、團十郎先生の心もそこにあったのでしょうか。
写真は、大磯の虎の打ち掛けです。
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by ooca | 2014-02-09 00:29 | 未分類
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外郎売のお話しは、また次に。面白く江戸の心が、甦ります!
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by ooca | 2014-02-05 11:05 | 未分類
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鳴神
このお話しは、高僧の過ちを、女性により、破戒したと様々な粗筋に書かれていますが、
これは、表側に現れた、わかりやすい麻疹のようなもののようです。過ちは、「雨を降らさない」祈りをする高僧の内にあります。
自然を畏れ敬う人の姿は、そこにはありません。
精進修業に得た秘術を、このように使う、高僧の心の闇に、和歌を詠む、言霊が、彼に作用を施します。女性との語らいは、彼に恵みの水を与えました。

普遍的なテーマです。歌舞伎は、先人から渡された、考えを深めるための、ツールのようなものにも思います。人の世の悩みを、後押しします。深まれば、その底に、入り口ありです。
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by ooca | 2014-02-05 11:02 | 櫻香のつぶやき