市川櫻香の日記


by ooca
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26日の「日本の魅力を探る:芸と人」6代目吉住流家元夫人吉住小三代氏との対談
魅惑的な会話でした。言語が、今の時代、記号化されていることをつくづく感じました。「今の若い人が、本当に話さなくなった」とこの時の会話にありましたが、言語表現を文化のひとつとして、身近にあまり感じることがないのかもしれません。悪い事を考えている人を、ニヒルと勘違いしたり、会話の稚拙を現代的としてしまうのは危険なこと。伝える表現より、感じさせる表現の積み重ねの方が、結果、信頼があるように思えます。いつだって結論会話は、会話ではなく、連絡。会話は、芸術、身体は、表現。そのあたりを知るのが、お稽古場ですね。この日は、小三代先生のお三味線とお話に、会場の小学生から、お年寄りまで心地の良いひとときとなりました。私は、初めてお会いしてから14年目、小三代先生の芸の秘密に触れさせていただくことを、やっと許されたようなそんな思いでした。近々ホームページでご紹介します。




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by ooca | 2014-04-29 21:25

伝統芸能の女性

今週末は、いかがお過ごしでしょうか。
26日(土)3時半より、鶴舞公園西側
駅より徒歩5分、「日本の魅力」6代目吉住家元夫人
吉住小三代先生のお話と演奏をお聞かせ頂きます。

小三代先生との出会いは、むすめ歌舞伎の海外公演
の3年ほど前でした。アムステルダムの芸術監督から
演奏家も全て女性で来てほしいというご依頼を頂き
祖母の常磐津のお弟子さんで、吉住流の長唄も
されていました御方から、これからは、吉住流の
女性演奏家の皆さんと上演を考えるのも良いことに
思うからとお骨おりくださり、皆さんとご一緒に
遠方へお連れいただいたりして、6代目吉住小三郎先生
始め社中の皆様と結びつけてくださいました。

名古屋の芸どころは、こういった先見を持って
育てようとされる方々が十数年前には、多く
いらっしゃいました。

今回、小三代先生をお迎えしますのは、始めてお会い
したときの此方は、若く勉強不足、無我夢中。
世界と日本の魅力、女性の美しさ、芸に寄せる強い意思
ご自身の経験の中から様々教えて頂きました。
今であれば、どんなお話を伺えるのでしょうか。
本当の事をまだまだ、聞かせて頂いていないように
思います。今回、12年ぶりの機会となります。
女性として、芸能者の育て方、育ち方、社会と、私達
の美しい組み合わせーは、など。芸能者というのは
芸をする人ばかりではありません。自分を育てたい人
人と人のことを知りたい人、是非どうぞ。

小三代先生のお生まれになられた、能の最も古い
梅若家のことや、なぜ、長唄のお家に嫁がれたのか
時代と状況をしらべて、質問を書き連ねています。







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by ooca | 2014-04-22 12:59

意外なことに

歌舞伎座ギャラリーでの
「歌舞伎は旅する大使館」に行きました。
意外に海外公演の回数が少ないことを知りました。
イギリス11回
フランス11回
ベルギー1回
オランダ2回
スイス1回
ドイツ10回
ポルトガル2回
スペイン2回
アメリカ22回
ロシア4回
イタリア4回
1909年ミュンヘンで日本式の
花道を作り現代演劇が上演された記事もあり。
1960年NYを、闊歩する袴姿の
日本の歌舞伎役者の写真記事も見ることができます。
前期:海外公演、その輝かしい歩み
後期も期待します。
この展示を見ながら、海外公演の責任の重大さを
今になって思います。2002年、むすめ歌舞伎も
皆様のお陰で海外公演を致しました。
オランダ、ベルギー6都市8公演でした。
私たちは、何に相対していたのでしょう。
海外公演の観客は、大変熱心な勉強家でした。
私は、海外の文化力の高踏さに驚きました。
一生懸命のみの私達の不足感と、未熟
さを味わいました。
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by ooca | 2014-04-19 22:01
感情というのは、素晴らしい意識をつくるものです。
私は邦楽のなかで、常磐津の「靱猿(うつぼさる)」
が好きです。むすめ歌舞伎をはじめる前の21歳の2月
この靱猿の女大名を舞踊会で演じました。
女大名は、他愛のない人です。神様も精霊も
でてきません、前半の猿引きと子猿の愁嘆に
変わり後半、「壬生狂言」にでてくる三枚目
の男のように、いちゃいちゃ、女大名が恋を仕
掛けたりしながら、子猿を交えて総踊りとなります。
よくできた常磐津曲です。
祖母は、常磐津のお弟子さんたちに、よく
「靱猿」をお稽古していました。
三味線と浄瑠璃の気分がむつかいしいものです
心底に情がなければ、形にならない曲なのです
よく出来たというのは、フワッとしたそれでいて
胸が熱くなり、また、ふわりと、「春の陽気」
に似ています。







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by ooca | 2014-04-18 22:00

sakura


50年前、植木市で買った苗が、こんなに大きく
まるで絵のような桜です。あのホックニーの描いた
オペラハウスの舞台美術にも桜がありました。
その作品展を、随分以前に見てあたたかな情景が
想像されました。そのオペラの物語の
過去から、その時、また、未来の予感まで感じました。
ホックニーのそれまでの作品と、かなり違うものでした。
私はその変化が進化に思え、作者の苦悩や試練もあわせて
感じることができました。
ホックニーのオペラ展の絵を見ている
時に味わった、全うした試練を、今年の家の八重桜
に感じています。






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by ooca | 2014-04-12 00:58

眠れる魅力

昔のリールテープに録音された邦楽や、演奏会での解説など
が私の家に残っています。祖母の三味線で語る浄瑠璃は
何かとてもとても忠実な、愛情のこもった情のある声に聞こえます。
日本の伝統音楽や、能、歌舞伎の発声や音階を、西洋のように人間
の声を機械的に音符にしてしまうことはありません。
その唄い手、語り口、謡や台詞の声を生かしています。
そこには、個々の想像をクリエーションしていたり、偶然おこったこと
もそのまま生かされています。三味線と浄瑠璃のつかず離れずの妙があります。
しかし、基礎の声づくりや音階と間を感覚的なところまでに達していくことは
年月を要します。こういった部分を昔の人は「つかまえる」と言いました。
感覚的な表現です。声のこと音楽的なことだけではない言葉です。
「早くつかまえてしまいなさい」「一生懸命やればできます」
リールのテープから聞こえてくる懐かしい声に、日本の眠れる魅力
を感じます。
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by ooca | 2014-04-07 23:39

さくらひらく

皇居の桜が、公開されています。
20年程前の冬の夜、皇居の中に入る機会を
頂きました。心気の澄む、木々もお月様も
冴えてみえたことを思い出します。
冴えるーというのは、研ぎ澄まされる
研ぎ澄ます。感情に一本白い線が入るような
余白ですが、嵩だかな余白です。

澄むは、清むとも書く通り、濁るとか、混ざる
ことを通過し、個々の働きかけが、一つに集約
された時を表しています。
そこには、気のようなものが大きく関わっている
と思うのです。
素晴らしい作品に出会ったとき、素晴らしい舞台に出会
ったとき、兎も角素晴らしさを感じる時、一瞬の余白
があります。
桜に
この余白を感じます。
桜は、花ひらくという、言葉にかける願いと
一つになって、思いが真っ直ぐ、澄んでいる感覚を持ちます。
昨日のお花見の会は、大きな会社の主催でした。
寒さの中、桜の下で集まる姿は、ちょっと素敵な会社に
思いました。私もそれなりに勉強のひとときでした。




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by ooca | 2014-04-05 10:40

桜見よとて

本日、名城公園のお花見会にゲストでうかがいます。
むすめ歌舞伎の柴川菜月さんは、踊りと春の句を
上演します。私も少し踊らせて頂き、句会の方にも
出させて頂きます。劇場外に、久し振りに出させて
頂きます、雨が降りませんように。

常磐津「菊の栄」
[朗読:文車日記、田辺聖子著ー桜より]柴川菜月
小唄「桜見よとて、夜桜や」櫻香

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by ooca | 2014-04-04 10:05