市川櫻香の日記


by ooca
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<   2015年 05月 ( 10 )   > この月の画像一覧

無題


本日、藤間蘭景先生の御葬儀でした。

言葉にならない程、深いあたたかな
様々を先生から頂きました。

去る3月19日、私は、むすめ歌舞伎の事
舞踊の事、今後の計画についてを
いつもの通り先生に
ご意見をうかがいに参りました。

先生は、御自身のご病気について
「大変でしたが、もう、大丈夫なのよ」
と。

ゆっくりお話しを伺うのは
久し振りでした。

あの日の先生とのひととき
有り難く、大切に


心より御冥福を御祈り申し上げます。






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by ooca | 2015-05-29 23:54

原型をたどり

素踊り(すおどり)、素歌舞伎(すかぶき)は
建築の設計図と言えます、そこから想像する
楽しさがあります。設計図そのものの美し
さがあります。日本の引き算の思想ともいう
考えは、今の心境を浮かび上がらせます。

見えないものを見るひとときは、ご覧になられ
る方々と日常に別の空間を創ります。
先日の【日本の魅力を探る,日本舞踊-
素踊りお話しと共に】
来月も開催致します。
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by ooca | 2015-05-26 11:16

大丈夫?

このところ眠れない日が続いております。
三代続く古いお稽古場のお隣の建物
が解体工事に入り、硝子が割れたり
大きなコンクリートの固まりが落ちたり
しております。割れたり、落ちたりの
事後処理はされるのですが。
隣人のことゆえ、早朝より、対応しながら
様子を見ていますが不安。
警備の方を頼むことにするべきか。
様々なご助言の中、明日も秋の公演の準備を
しつつ対応しなくてはならない。

三十三間堂棟由来
(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)
通称、柳。人間以外でも愛着の情を交わ
すうちに、通じる心があることを知る
お芝居です。こんな時に思い出して。
入り口の木も石も灯籠も、木造のお稽古場も
本当に大丈夫でしょうか。



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by ooca | 2015-05-25 01:57

繰り返し

先日の魅力補足
保名を、お話しと共に
前半を実演。
その前に、新曲浦島の解説。
若い柴川菜月さんが、後半前までを
踊りました。
昨年より、5月から月1回、お稽古場
での催しを定期的に始めることが出来
ご参加の方々ともども、実演家の私達には
大変よい機会です。
保名は、20代に中日劇場での舞踊会で
初めて踊り、40代に藤間蘭景先生から
台地藤間の指導振付けを頂き
名古屋能楽堂で、自身の櫻香の会で上演。
感づることがあり、再度藤間蘭黄先生に
お稽古をお願いをし、未完状態を少しでも
前進させたいと。
ですから、このお話しと上演は
有り難い時間となりました。
ご参加の皆様と一つになり部分的ではあり
ましたが、この二曲、先生方々の教えを
あらためて、反復しながら
お話しすることが出来ました。

新曲浦島は、20代に早稲田の鳥越文蔵先生
による坪内逍遙フォーラムからご依頼頂き
熱田能楽殿で初めて踊りました。
藤間蘭景先生から細かくご指導を頂き、当日も
見て頂きました。当日を見て頂く
ことは、本当に有り難いことです。

「時代により、踊り方は変わらな
くてはならないのよ」蘭景先生が、仰られました。
繰り返し踊り、気付くことは
以前納得していたとすれば、「恥ずかしい」を
知ることです。
繰り返すことは、不足な自身を見つけること
繰り返すことで、修復しているのかもしれません。
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by ooca | 2015-05-23 13:39
海老蔵さんのblogから

http://s.ameblo.jp/ebizo-ichikawa/entry-12026622177.html
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by ooca | 2015-05-19 07:09 | 櫻香のつぶやき

魅力を探る

芝居見物や舞踊、邦楽鑑賞を
遊びととらえず、「素養をみがく」と考え
た時代が確かにありました。
松代藩士は8歳から30歳まで
文武を学ぶことを義務づけられ、また一方で
八橋流箏曲の習得を藩士、その家族にも命じ
ていたそうです。

素地ををつくるということは、邦楽により
「耳」をつくることから始めます。

昨日の日本の魅力を探るでは、邦楽の解説
鑑賞とその振りをご覧頂きました。
テキストは、新曲浦島と保名を取り上げ
最初に所作舞台で重心の取り方など説明
させて頂き、皆様にも摺り足、立ち座りを。
西洋の音楽で満ち溢れた現在に、邦楽の世界は
私達の生きている時代、歴史、世界観、また
日本の位置感を感じとることができます。
2時間ほどでしたがご質問も活発に頂き
ご感想などもうかがうことが出来ました。
「今までは、鑑賞のみの伝統芸能で疑問
さえわからないままでしたが歌詞と解説
邦楽の聞き方もわかり次に舞台を観る
時が楽しみになりました」
とご感想も頂くことができほっと致しました。
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by ooca | 2015-05-18 07:25

むすめかぶき

友人の演劇プロデューサー荒川秀樹さんは
現代演劇、劇団昴の時代に、1959年
アメリカで書かれた、小説【アルジャーノン
に花束を】を初めて舞台化、超頭脳を手に
入れた人間は、本当に幸せなのか。
当初この作品の舞台化は、人の知能精神を
扱う為、お客様に受けいられるかを懸念。
しかし、そんな心配をよそに舞台は大成功を
納め、この小説は広く知られることになった。
今年4月よりテレビドラマもスタート。

能楽から歌舞伎にも狂乱物は受け継がれ
ているが、現代演劇は人間の根元を追究する。
見るものに次なる扉を与えている。
荒川さんとの出会いは、むすめ歌舞伎の
東京公演でした、それ以後
引き続き25年、今では大切な友人です。

かつて人が時代ごとに創造の芸道に邁進し
能そして歌舞伎を今日まで私達に残した。
更に現代の演劇が共に歩む。能楽も歌舞伎も
現代演劇も、各々形があり、良き垣根がある。
しかし、垣根はあっても、かつてという過去は
必ず次の時代の要素に含まれていく。
そういった話を荒川さんとするとき
とても豊かな贅沢を感じる。
荒川さんが、私との会話のまとめを文章に
してくれました。

むすめかぶき

【全ての人間の奥底には本能に通じるしたたかな水脈があり、その水脈に感情が届いた時人々は共振し心震わす。社会と個人、社会を形作る秩序というものと芸能のバランスとは云わば人間の理性と本能のバランスというもので、時代その時々でそのバランスは形を変えてきた。時に狂言であり、能であり、歌舞伎であり。そこで今の時代は人間を見つめ直す、岐路にある時代と思えます。19世紀以降の科学万能主義、秩序を重んじ全てに確かな答えを求め、走ってきた時代。それは理性が肥大し、本能がやせ細った時代であったように思えます。管理され一兵卒としての人間。例えば暮れの紅白歌合戦。ほとんどの歌手を知らないのは良しとして、100万枚200万枚を売ったという歌手、その歌を知らないという事実。ひと昔ミリオンセラーといえば『上を向いて歩こう』でした。それは今は滅多に聞かない言葉、”老若男女”が歌えた曲でした。そこで考えると今のミリオンセラーは例えば15歳~18歳までは皆知っているが、そこを外れると知らない、歌えない。逆に15歳から18歳までは隣人との歩調に腐心し、取り残されることを恐れる人々。そこに小さな全体主義があります。そこで初めに戻ります。今の時代は横に繋がり難く、個人に走り、本能の束を作りにくい時代。個のシャベルでは水脈に届きません。そんな今”むすめ歌舞伎”がカブキます。答えを求める舞台ではなく、本能赴くまま、どこまで本能に身を委ねられるか。静かな水面に一石を投じる波紋の広がり、共振する空間を目指している】
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by ooca | 2015-05-15 01:08 | 櫻香のつぶやき
さて、今年も始まります。

昨年は、日本舞踊、長唄、俳句、能楽と、実演とお話し、映像をご覧頂き、日本の魅力を皆様と探り、楽しく盛り上がりました。今年も準備を致しております。
今年度第一回は、日本舞踊の見方です。初めての方にもわかりやすく、日本舞踊の魅力をお伝え致します。
場所は、鶴舞駅徒歩3分中部邦楽教室内の舞台半壽で行います。時間は、午後二時開演になります。
参加ご希望の方はご連絡頂けますようお願い致します。
参加費1000円。
お待ち致しております!

メールmkabuki@docomo.ne.jp
Fax052-323-4575
むすめかぶきまで

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by ooca | 2015-05-09 08:47

愛知県の文化

都市の衰退を乗りこえる為には、文化を育てることが最重要に思われます。日本各地から、人やモノ、文化がこの地域に集まり考察しながら人々に親しまれていく時、文化の育成、創造、蓄積から伝承と文化の流れができていくのでしょう。それがまた育成と、様々なかたちで発表へと、順序よく日常に溶け込んでいきます。
一般の方には、型や振りを守る伝統芸能は、演目が同じであれば、同じことをするから、見たことのない新しいものを求める方もあると思われますが、能楽も歌舞伎も日本舞踊もきまった型があればこそ、そこに相違が表れるのです。流派の歴史は勿論、演者の芸の系譜も。また役者実演家、人の育ち方と同じです。生き方を学ぶように個性を育て上げていくのは難しくてしかし面白いものです。自由は野性ではなく、生き方を学んでからであるはず。伝統から学ぶ文化は世界中に注目される日本の文化都市になっていきます。
御園座のありし時代、一流の舞台芸術を拝見できましたことを有り難く思います
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by ooca | 2015-05-07 18:34

手ほどき

どんなことにも始まりがあります。
良いことの始まりは忘れないよう。
と、小さな頃に祖母やお稽古の先生に
教えていただきました。
大切なことはうっかりすると体から離れて
ときおり、はっとします。
何気なく立っている時のだらしなさなど
言葉で注意を頂いたわけではなく
目というか、先生の体全体から向けられる
声のない言葉によるものです。
そのことをわからせて頂いたのは
大人になってからでした。
大人になってからの手ほどきです。
手ほどきとは、手を使う技を習うことのみ
ではないと感じています。
習うのは、どなたも生きて死ぬまで頂く
ものですから習う為の「私」をしつらえる
ことはとても大切なことです。
一度習ったらそれで良いわけではなく
時おりに思い出さねばならないこと
ばかりです。その時、手ほどきを頂いた
先生の優しいお顔が、ふっと頭の中に
現れるのと同時に、「あっ」と
背筋をのばします。
そして、気持ちが、和らぎます。
本当に感謝、感謝をしながら、先生から
頂いた始まりを忘れません。
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by ooca | 2015-05-04 20:40