市川櫻香の日記


by ooca
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いつも瞬間を感じます

日本の古代、神功皇后の活躍されたとされる時代は、女性の能力を神格化していたのでしょうか〜と思いながら、昨晩、ふとテレビをつけたら、民俗学の小松和彦さんが爆笑問題のニッポンの教養に出演。途中の、貴船神社のくだりから。貴船の神は、天から、船で、貴船に着き、鎮座、とのこと。その乗りおいた船は、石で作られた岩船です。貴船神社にまつられていました。いつも、なんだか興味の矛先に、合わせてごく自然に心持ちを引き上げる出会いをします。テレビは、パワースポットを取り上げる内容でしたが、貴船という地のあの湿った感じは、言葉では表せない感覚の幾重にも層となった見えない深さがあるように感じています。私は貴船の地のこの感覚と謡曲「岩船」から取材し、今進めている新作「天の探女」が同種にあると感じます。女性の演じる歌舞伎としてこの【天の探女】を9月23日名古屋能楽堂で上演します。謡曲の、岩船の註釈に探女のことを「隠密なるものを探り出す能力を持った女」とありました。本日、藤田六郎兵衛先生のところへ、二回目のお
じゃまを。歌舞伎のジャンルのこちらの会に、ご出演頂けることになり、お打ち合わせに参りました。お能のお笛方でいられる藤田先生は優しい心地で何かとお心づかいを頂き、おやさしい。私はずいぶん以前からご出演をお願いしたかったのですが…能と歌舞伎、その見識の壁と自己閉鎖がなかなか越えられるものではなく。ほんの少々年を重ねたので、今ならばと、少し胸を張って、思いをお伝えしてみたのです。良かった〜若い頃の藤田先生ちょっと怖かったのです。でも、私の四苦八苦の取り組みを遠目でご覧になっていられましたのは有難く思っていました。

ともかく、今年早々よりの準備もここから佳境に入ります。皆さん宜しくお願い致します。
今日も有難う。
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# by ooca | 2010-06-09 23:22 | 櫻香のつぶやき
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「みんな夢なのよ、だって貴方たちがいなくなっちゃってどうやってジャズが出来るの」夢の中いや夢を追いかけてきた…吉田日出子さん演じるまどかの台詞、テレビをつけたら上海バンスキングが放映されていました。
文化村、コクーンで見てから何年たったでしょうか、夢は見るものではなく、追いかけるもの。追いかけているようで、実は夢を膨らませているようです。むすめ歌舞伎結成27年となりました。三ツ斗さん、三寿也さん、皆さんがいなきゃ、見るだけの夢でした。僅かずつではありますが、夢をかなえながらきましたね。
創造のカタチが不在だと気づいた時に、むすめ歌舞伎を止める方策をとらなかったことを良かったと思います。昭和20年代を駆けた市川少女歌舞伎の立女形梅香先生から、その当時の歌舞伎をそのまま教えて頂き、その後私達は「通し狂言」へ挑戦。私達独自の無謀な創造を團十郎師も、皆さんも応援頂いた〜。それが今日に続いている。創造に向かう芽を周りの方々が応援下さったことが有難い、おかげで多くの方々から学び、経験することが出来ました。
夢は当事者の熱意と、あとおしする環境によって膨らみながらカタチを見せていくようです。
有難うございました。
写真は、名古屋の友人「ブゥー」君です。
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# by ooca | 2010-06-06 22:07 | 櫻香のつぶやき

「新しいことをするのに伝統を知らなきゃ」ね。
今日から入門の、小さなお弟子さんは、平成13年生まれ。お稽古場のお庭の紫陽花、身長よりうーんと大きかったですね。
明日は、アイラブカブキ10期の皆さんの第一回目のお稽古です。
力一杯、お体ぜんぶを使って、かぶき体操から始まりますよ〜。「おねがいします」
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# by ooca | 2010-06-05 19:31 | 櫻香のつぶやき
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お正月の南天が実をつけたままに置いています。
置いてあると言えば、長い一枚の板も、七十年以上、母の熱意のみで、改築、引っ越しの度になんとか保管。
南天と板、捨てられない家風?で一緒に記念撮影をしておきました。

有難う、お疲れ様ですよね。

アイラブカブキのお申し込みを沢山頂き有難うございました。
6月6日からお稽古が始まります。なぜでしょうか、日本の伝統のお稽古は、六歳6月からと言われてきました。ちょうど、体がしっかりしてくる年齢ですね。9歳で言葉を大切にし、10歳を過ぎる頃には文章を、だそうです。 頑張りましょう

今日も有難う
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# by ooca | 2010-06-03 21:04 | 櫻香のつぶやき

目は感じるものかも

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本日、復曲能「重ひら」(すいません、ひらの漢字が出ません〜)
蝋燭の灯りによる国立能楽堂の企画公演を拝見。

昨年の6月27日、「櫻香の会」に、平家物語「千手」後日譚を創造
千手の心を同じ女性から感じたところで感じたままを大切にし上演しました。
それ以来本日のこの復曲能を拝見したいと思っていました。
平家物語には、血肉が踊る文字の力があります。
重ひら斬られーの巻など、心と身体が一つになり
声に出して読まざる得ない衝動にかられます。
本日、野村萬斎さんの、重ひらの最期と笠卒塔婆の謂われ、よかったです。
何かしら、重ひらの心の声につながっていく感じでした。
観世銕之丞さんの重ひら、たくさん勉強になりました。
見ているうちに、千手の気持ちになってしまい、胸がつまりました。
やはり、重ひらは魅力的な人物です。
「盆山」野村万之助、野村万作さん、拝見。
何もない舞台に、情景が表れて、間のふっくらとして、炊き上がったお豆さんの感じです。
絶品な上等を、有難うございました。
蝋燭能の灯りって難しいですね。日本人の目がいかに明るさに慣らされているか〜
私達が初めてオランダに行って実感したことです。
オランダ、ベルギーでの8公演の演目、「鏡獅子」の照明は、素晴らしかったのですが
「鷺娘」は、こんなに暗くてもいいのでしょうか…といった舞台照明でした。
日本も昔は、ほのかな灯りを楽しんでいましたよね。
お盆の回り行灯、昔ありました・・・

宮島の厳島神社、月明かりで拝見したお能は、天候次第でもありますが
自然の妙に感激しました。
月明かりは、意外に明るいので驚きました。月に引き寄せられる感覚です。


今日は、悲しいかな、目が確実に悪くなっていると、実感しましたが
空間の混沌から起こる力に満足して帰ってきました。

明日は第三回「市川櫻香の会」の大切な日です。
皆さん、9月23日名古屋能楽堂です。
宜しくお願いいたします。

今日も有難うございました。
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# by ooca | 2010-05-27 23:48 | 櫻香のつぶやき