市川櫻香の日記


by ooca
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

雨の日は、端唄ですよ

 傘をさす日は、よくこの唄を口ずさみます。

  『雨や大風吹くのに、から傘がさせますかいな~
   はい、骨がおれまする〓』

 母から教えてもらった、端唄です。
 この唄を唄うと、なぜか楽しくなるので、傘と雨仕様のお草履も
 ついつい、ノリ気味になります。
 唄いながら、気持ちは焦っていましたが・・

 本日は、藤間蘭景先生のところへ、お稽古に伺いました。
 1983年 むすめ歌舞伎結成後、藤子先生に、振付けを
 して頂く機会を得て、以後、代をつながれておられる
 蘭景先生、蘭黄先生には、様々に足りない私を
 お導き頂いて、本当に有難く思います。
 
 来月5月5日、藤子先生の十三回忌にあたり
 追善の「紫紅会」が、国立劇場で催されます。
 なかでも、藤子先生振付、八作品が上演されます。

 藤子先生の素晴らしさは、たくさんの先生、先輩をさしおいて
 申し上げることもはばかりますが、晩年、お稽古して頂けた
 事は、今一つずつ大切に浮かび上がります。
 お稽古は、振りを覚えるということ以外にも、深くて大切な
 ことがいっぱいです。
 
 少し心易く言ってしまうと、いらっしゃっている方、皆さんがきっと
 そうでしょうが、私も蘭景先生が大好きで、もう25年になりました。
 先生の目に映る私を、お稽古を通し、知ることもあります。
 見えてしまうのでしょうね~厳しく温かい先生です。
 お忙しい中でも、いつもお稽古有難うございます。
 このご縁を頂いた様々に、心より感謝。

 ところで、私はと言いますと
 
 非常勤講師を勤める、甲南女子大学から、最近届いた
 授業評価アンケートによりますと 
  
 「かわいくて、おもしろくて魅力的」あまりきびしいイメージではないようです。
 ともかく、歌舞伎の世界はとても新鮮でしたということでした。

 
 
[PR]
# by ooca | 2010-04-12 00:00 | 櫻香のつぶやき

クウェートからのお客様


    昨日の投稿が・情けないですことです。
    以下、昨日書いたブログ

  今日は新幹線の中で書いています。
  昨日(今日から言えば一昨日です)、クウェートから
  素敵な若いお客様がいらっしゃいました。

  そうです。
  三味線のルーツ、琵琶は、シルクロードを通って
  日本にやってきたのでしたね。
  納得しました。
  アラブの伝統と、日本の伝統は繋がっていることも
  彼らを通して感じました。

  歌舞伎を通して、伝統芸能のお稽古のお話を。
  彼らは、自国の伝統文化、信仰心と、比較して
  考えた感想など。興味を持ちました~
  <宗教はさまざま、信じる力って、一つ>
  私はこんな感想です。
  
  最後は、舞台に上がって、歌舞伎の見得も。
  結構、腰も入って良いかたちです。
  床に座る習慣がこんなところで、効果を発揮。
  親しみを感じます。 

  こんなに楽しく過ごせたのは
  橋渡しが、素晴らしかったのだと思います。

  橋渡し役の、彼女の文化力と、語学力のお陰で
  私の中に、アラブの風が吹き込まれ、とても新鮮な気分です。

  さて、名古屋に到着です。

  と、書いて昨日投稿したのに・・・・・
  携帯から送れず本日となりました。
  
    そうそう、あっという間の、出会いから別れは
    彼らが「すべては神の思し召し」
    私は、「ご縁があれば」 

     温かな心の栄養となりました。 
  
  
  
  
[PR]
# by ooca | 2010-04-07 21:25 | 櫻香のつぶやき

山帰りです

 
 今日は、御柱際へ行きました。
 諏訪大社、上社の山出しに、奈良部和美さんに同行。
 実は、このお祭りのことを、全くといっていいほど
 何も知らずに、ともかく現地で待ち合わせ。
 行ってよかったです。
 
 四本柱のことは、日本を、伝統の心とかたちとして
 感じていくのに、まず、大切
 見えないものに、心をかけることへ、ごく自然に
 つながっているように思います
 
 今日の、このお祭りは、諏訪大社の四本柱の
 立て替えに、奥山から、切り出された巨木を
 人力で山から里へ曳き出すわけです。
 んん~言葉では云えない。あの歓喜のムードって
 やはり、あの場でないと、伝えきれないですね。
 
 木遣り(きやり)が「~お願いだ」と唄うと、御柱が動き出す。
 何度も、たくさんの人が「~お願いだ」と唄っていました。
 神様にお願いし、皆の心を引き締めていく大切な役割です。
 
 韓国の、パンソリのように感じたのも、発見でした。
 
 歌舞伎に、木遣りを使った、お芝居があります。
 「三十三間堂棟由来」(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)
 お母さんが、柳の精で、わけあって切り倒されて
 その木を、曳いていこうとしても、動かない。
 そこへ、子供の緑丸が、木やりの音頭で、その柳を曳くと
 これまで、動かなかった、柳が、曳かれていくというお話です。
 やはり、木遣りが胸にしみていい。

 伝統の浄瑠璃の良さも、聴く機会と
 出会いのドラマさえあれば・・
 
 あと
 今日の感想、もう一つ
 氏子の皆さんにつられて、お練の横を歩きながら
 心映えの良さって現れるものだと、つくづく思いました。
 
 清元「山帰り」みたいな、紺の腹かけに、半天で
 7年に一度、ここ一番を競っている人も、さまざま。
 人を見ていても全く飽きないので
 あっという間に、時間がたってしまいました。

 (山帰りは、大山詣りですが・・)
  
 
 帰りに、五一ワインのワンカップを買いました。
 きれいなかたちです。
 
 
 
 
 
[PR]
# by ooca | 2010-04-04 00:00 | 櫻香のつぶやき


今日は、ぐっと暖かくなって、お稽古場の八重桜の葉も、蕾も、昨日より膨らんでいます。
この櫻は、苗木でここに来て、48年。葉とともに、八重の普通に見る桜色より
少し濃い色目のお花が、本当にかわいく咲きます。散るのも見事で、そのたくさんの量の
  花びらが、二階から見ると、櫻の花びらの川が、お庭を流れているように見えます。
  敷石が、小川の流れのように敷かれているせいで、本当に素敵で癒されます。
  
  銀座、文化レコードに頼んでいた、北州(ほくしゅう)のCDが到着。
  清元志寿太夫さんのものを、お願いし送っていただきました。
  他に、保名(やすな)と、青海波(せいがいは)が入っているものです。
  晩年の振り切ったような、ダイナミックな感じと違い、全体を通して、しっとりと抑えた 
  いきかたになっているように思いました。何回か聞いていくうちに、味わいを頂けそうです。

 
  夕方5時から、母と、母のお弟子さんと一緒に、花うさぎさんへ
  ここは、小さな頃から踊りのお稽古で一緒だった、素子さん御夫妻の経営する
  美味しい日本料理のお店です。今日も、美味しく頂きました。
  
  お稽古場に戻ると、お隣のビーグル、フィガロさんが登場。 
  20代の頃に出会った素敵な女性が、なんとある日、20年以上ぶりに、しかもお隣に。
  こんなことがあるのですね~ 「お三味線の音聞こえたよ、今日お稽古してたわね」って
  こんな会話が、あちこちであると、優しい日常な感じでよいと思いませんか。 

  アイラブカブキのチラシのデザインができました。
  ニクスデザインの岡島さんにお頼みしました。
  人柄の優しさが、やはりでるのですね。キャラクターもかわいらしくできました。

  折り返し地点にきたと実感すること様々です。明日もがんばろう~
  
   今から、先日の母と夫と私の常磐津「吹き寄せ老松」のDVDを見ます。
   
   
[PR]
# by ooca | 2010-04-02 01:50 | 櫻香のつぶやき


  ひと月後の4月29日に、「北州」を踊ります。

  廓の生活が書かれた、全3冊を引っ張り出して、今晩こそ読んでおこう・・

 
 「北州」は廓の、花魁や遊客、廓の様々な女達

 太鼓持、禿、男衆、馬子、武士などが出て、その様子が描かれています。

 いえ、舞台に描かれていないとならないわけです。

   当時のその風情を想像するしかありません。

  
  「北州」のできた時代は、文化13年、1816年の江戸吉原、今から194年前。
 
  粋の文化といわれる退廃的、爛熟した文化の時代です。

 
  私の記憶の遊郭は、今から40年以上前の愛知県、犬山です。

 常磐津の師匠である祖母のお供をして, 幾年かの夏休みの一週間を
 
 犬山の廓で過ごしていました。

   祖母は、晩年、お稽古以外の時間は、喘息で大変な状態でしたが

   犬山のお稽古となると 何が何でも家からタクシーに乗り、犬山の

   お稽古場に行きつくうちには、納まっていて、お稽古では

   その様子も見せない人でした。
 
 
 朝8時半からお稽古でしたので、遅刻の芸者さんなどもいて。

 皆、綺麗で颯爽としていて、お稽古熱心でした。

 

 お茶屋さんの二階の連子格子には、姿見がずらりと並んで

 夕方にさしかかると、連子から入る日差しのきれいなこと

 男衆さんも混じり、支度となりますと、熱気が上がります。

  ある年の、石上げ祭りに、その二階で、お化粧を

                してもらったことを思い出します。

  
    祖母は、あのすべての空気を感じさせておきたかったのでしょう。

 
 「北州」の江戸 吉原は、想像を絶する粋のかたまりのような世界だったようです。
 
   タイムマシーンがあるなら、是非とものぞいてみたいものです。

 
     廓を描いた演目は大切なものと思います。   「がんばります~」

 

 
[PR]
# by ooca | 2010-03-29 00:00 | 櫻香のつぶやき