さくらひらく
2014年 04月 05日
皇居の桜が、公開されています。
20年程前の冬の夜、皇居の中に入る機会を
頂きました。心気の澄む、木々もお月様も
冴えてみえたことを思い出します。
冴えるーというのは、研ぎ澄まされる
研ぎ澄ます。感情に一本白い線が入るような
余白ですが、嵩だかな余白です。
澄むは、清むとも書く通り、濁るとか、混ざる
ことを通過し、個々の働きかけが、一つに集約
された時を表しています。
そこには、気のようなものが大きく関わっている
と思うのです。
素晴らしい作品に出会ったとき、素晴らしい舞台に出会
ったとき、兎も角素晴らしさを感じる時、一瞬の余白
があります。
桜に
この余白を感じます。
桜は、花ひらくという、言葉にかける願いと
一つになって、思いが真っ直ぐ、澄んでいる感覚を持ちます。
昨日のお花見の会は、大きな会社の主催でした。
寒さの中、桜の下で集まる姿は、ちょっと素敵な会社に
思いました。私もそれなりに勉強のひとときでした。
by ooca
| 2014-04-05 10:40