花→夢→月
2015年 02月 18日
先日むすめ歌舞伎にご出演頂く、仙波清彦さん、吉住小三友さん、黒御簾を御監修頂く鳥羽屋三右衛門さんと公演の曲、音についてお打ち合わせをさせて頂きました。
新たいさんふくん(泰山府君)は、以前、能楽の謡い本で読んだ世阿弥の作品です。詩人の村瀬和子先生からは「泰山府君は、閻魔様のことよ」「花が長く咲いている年は、作物がよく育つといわれてきたのね」「お月様に雲がかかった一瞬に桜の枝にふれる衣」と、先生の優しいお声でこの物語を話してくださいます。私はいつのまにか先生の世界へ、そしてそこから、私の世界である、歌舞伎へ創造を持ち込んでいました。このお話し、子どもの頃に見る夢の物語のようです。過去、未来、現在ではない、今、今日この時その一瞬の美しさを大切にすることに気づかせてくれます。
〈春風の花を散らすと見る夢はさめても胸のさわぐなりけり〉この西行の歌にあるように夢とは、現実を深めていくものかもしれません。
新たいさんふくん(泰山府君)は、以前、能楽の謡い本で読んだ世阿弥の作品です。詩人の村瀬和子先生からは「泰山府君は、閻魔様のことよ」「花が長く咲いている年は、作物がよく育つといわれてきたのね」「お月様に雲がかかった一瞬に桜の枝にふれる衣」と、先生の優しいお声でこの物語を話してくださいます。私はいつのまにか先生の世界へ、そしてそこから、私の世界である、歌舞伎へ創造を持ち込んでいました。このお話し、子どもの頃に見る夢の物語のようです。過去、未来、現在ではない、今、今日この時その一瞬の美しさを大切にすることに気づかせてくれます。
〈春風の花を散らすと見る夢はさめても胸のさわぐなりけり〉この西行の歌にあるように夢とは、現実を深めていくものかもしれません。
by ooca
| 2015-02-18 00:32
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