〔八島〕
2015年 02月 19日
830年前の今日、義経一行は、屋島に攻め寄せます。
平家は、八島から志度へ追い落とされ、海上に逃れていきます。
平家物語は琵琶法師により語り継がれました。その発端、書かれたいきさつが徒然草に書かれています。
「後鳥羽院の御時、信濃善司行長、稽古の譽ありけるが、楽府の御論議の番にめされて、七徳の舞をふたつ忘れたりければ、五徳の冠者と異名をつきにけるを、心うき事にして、学門をすてて遁世したりけるを、ある和尚、一芸あるものをば下部までも召しおき、不便にせさせ給ければ、この信濃入道を扶持し給けり。この行長入道、平家物語を作りて、生佛といひける盲目に教て語らせけり」(日本古典文学大系)
写真は、荻江による〔八島〕です。藤間藤子先生の振りを、藤間蘭景、蘭黄先生からご指導頂き踊らせて頂きました。
武士の事、特に甲冑をつけ、弓馬のわざを表現しながら、もののあはれに向かい、儚さの内へと導かれていきます。
この日はいつも、曇り空です。
by ooca
| 2015-02-19 12:34
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