始まっていくこと
2015年 02月 24日
二十年程前、東京の文化財団の方々のお引き合わせで、当代の三津五郎さんに初めてお目にかからせていただきました。歌舞伎のこれからや、お弟子さんの勉強の場をつくっていきたいことなど、勢いよく、しかも明晰に話されました。
その時の印象は、その後も変わらず、そのまま舞台の三津五郎さんでもありました。伝統芸能は、伝承芸能であることを話されていました。伝承は、人類愛に結び付く大切なことです。決して芸能者のみの公用ではないのです。今、私たちの環境は、優れた伝承者を重んじる社会とは思えません。
心と体と哲学は、これから本当に必要な時代になっているのに。
三津五郎さんの老いの姿、年を重ねてこそ到達し得る美しい姿を拝見できなかったことは、私たちにとり大きな損失に思います。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
その時の印象は、その後も変わらず、そのまま舞台の三津五郎さんでもありました。伝統芸能は、伝承芸能であることを話されていました。伝承は、人類愛に結び付く大切なことです。決して芸能者のみの公用ではないのです。今、私たちの環境は、優れた伝承者を重んじる社会とは思えません。
心と体と哲学は、これから本当に必要な時代になっているのに。
三津五郎さんの老いの姿、年を重ねてこそ到達し得る美しい姿を拝見できなかったことは、私たちにとり大きな損失に思います。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
by ooca
| 2015-02-24 13:18