ヴィジョン
2016年 04月 07日
未知の分野を探さなくても
日常のまわりに出会う事や、人をコラージュすることは、これまでにあり得ない物事をつくる素晴らしい可能性があります。
上は、お狂言の佐藤友彦さん、鹿島俊裕さん、歌舞伎の坂東彌十郎さんによる、稀曲『太鼓負』の新たな組み合わせの舞台です。とても素晴らしい出来上がりとなりました。
下右から、建築デザイナーの神谷利徳さん、シューズデザイナーの坪内浩さん、仙波流囃し方の仙波清彦先生、潮干祭保存会の成田吉毅さん、彫刻家で仏師の加藤巍山さん、この日、はじめての出会いでした。皆さん其々、想像を生み出す力に溢れた方々です。
全く別な領域の皆さんをいわばコラージュさせていただきました。
コラージュは進展する過程を想像させる時が美しいと感じます。実際に目にしている以外の感覚的な情感は、実態より多くの情報を持ちますが、この情報はなかなか伝えられないのです。
目でみる実態以上というのは、意識下にない意識が無限に広がっていくことをいいます。素晴らしい作品、舞台に出会った時、ため息や感嘆のことを舞台の人は、『じわ』といい、「今日は素晴らしかった、じわがきましたね」とその感動を共感する状況を伝えます。じわ、短い二文字で沢山の情報がつまっています。
しかし、意識下の意識を養わなければ、『じわ』もえられません。では、どうすれば得られるのでしょう、それは、体と意識、経験と知識を鍛えることに思います。
様々始まりの季節になりました。皆さんと一緒に経験をしながら進みます。
by ooca
| 2016-04-07 10:29
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