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2011年 07月 29日 ( 1 )

むすめ歌舞伎って、何?
「女性で、歌舞伎を上演することを目的にした、公演活動のことをいいます」
28年前に、発足、学び手の一人として、歌舞伎を学ぶ環境を整えていくことの役割も担わせて頂きました。

それまでに、物心つかないうちに常磐津の初舞台、日本舞踊の毎年の舞台や、新派、黒御簾での長唄経験をさせて頂くなど、日本の音色を、絶やしたくない思いの、祖母達とりまく方々の中で育てて頂きました。
普及の為の発表会や、公演などの催しごとも、家の中で有識者方々が日々に集まり、その会話を傍で伺うことが日常にありました。こういった影響って大切です。仕事を目の前で見て育つ、子供の私から見て、家業は
立派に思いましたし、大切なことと思って育ちました。まわりの方のお勧めもあり、女性で歌舞伎をしてみることを、皆さんの後押しを受けて決断、旗揚げとなりました。

旗揚げから、10年ほどが、基礎編だったようです。男性の物まねは、私達らしさをあえて消してきました。
まず、伝統芸能の教授は、真似ることからです。先人、師匠のおっしゃられた通り写して、自己の発想はありません。この考えを、基礎にしていることが、伝統の歌舞伎を学ぶ上で大切なのです。それは、強い信念も必要です。信じる力となって、これまでに、沢山奇跡的な慶びを得ること、大小多々でした。
それから、通し狂言を私達の上演可能な様式で、演じることにむかいました。團十郎先生は、最も素晴らしい導き手です。とんでもない上演を、事の道理を一番大切なこととした上で、挑戦する目をつむことは一度もされませんでした。それどころか、演出、指導をして頂くことも沢山ありました。

また、応援者の宗次ホール(むねつぐ)の宗次徳二様から、歌舞伎のお化粧をしない方法での、女性の歌舞伎もどうでしょう、とのご意見を頂き、次への課題もずいぶん昔におっしゃって頂きました。
歌舞伎の大道具と、私達の感覚との関係は、バランスがとれているのでしょうか、とは、オランダ公演アムステルダムの劇場プロデューサー、美術家のご意見。全部聞き入れるわけではありませんが、皆さんのご意見は、歌舞伎の魅力である、<人の輝く力>を、開かせていく、とても大切な内容でした。

考えるだけではなく、実際にやってみる、それで知ったことは、大きな喜びです。次への進展でもありました。好きになったことを、追い求めて、こうだったら・・どう。って

しかし、こういう道筋には、どんな人に出会い、どう影響を受けていくか、確かな、導きに出会うことが必要でした。人の出会いは、ビーカーに入れた物質の影響を見るように、想像出来ませんでしたが、庭木の手入れで
少しずつわかりました。大切にこまめに手入れをしながら見つめていくもののようです。まだまだ、未熟ですからたいそうにはいえません、お稽古場の小道の苔や櫻の木を大切に思っているうちに、ちょっと頂いた感じです。
確かな導き手?
私の今の経験では、まず威張らないこと、それから、怒ってくれること、それから、一緒に楽しんでいてくれることに思います。

「どなた様も、どうぞ」
いつでもむすめ歌舞伎は、皆さんと、実際に歌舞伎の上演を通し輝きたいと思っています。新たな節目のスタート始まっています。

8月24日(水)午後1時半から  宗次ホールにて、むすめかぶき「朗読様式・勧進帳」
若い人達の素顔は、弁慶、富樫に向き合う眼差しでキラキラ輝いています。宗次ホールは地下鉄「栄」駅12番出口東へ徒歩4分です。お待ち致しております。
by ooca | 2011-07-29 18:47