市川櫻香の日記


by ooca
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カテゴリ:櫻香のつぶやき( 410 )

日々に

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苦なくして楽なく、楽なくして苦なし。
ほぼ一年、「尾張の遺産、殿様の写真
特別な展覧会」に向き合っている。
黒鉄ヒロシさんにも、ご無理を言い
11月24日名古屋能楽堂で幕末維新に
ついてお話しいただくことになっている。
そんなこともあり、知人が「この本を読む
ように」と、黒鉄さんの交遊エッセイ
「色いろ花骨牌」届けてくれた。

目次には、なんと、初代尾上辰之助さん
とある。真っ先にそのページをめくり
笑いながら泣いてしまった。
他のエッセイも、悲喜と苦楽、苦と楽の
軽量のバランスについて何となく
理解できる阿佐田式苦楽論。
向田邦子さんのことも、大きな苦楽と
いうのか、何かしらその設定の
ようなものがあるのかと考えたりする。
個性的な時代が懐かしくて、読み惚け
てそして、また懐かしい。
肖像が、心に残るようなエッセイ
色いろなことは
真面目に考えても
想像が途切れない。
次々につながっていく遊びのようで
真面目に思いめぐらせていく。
めぐりながら、また元の自分に
戻る感じが堪らなくて
胸にきてしまう。

そういえば、昨年から見続けてきた
殿様の撮した写真にも、このエッセイを
読むのと同じ感覚になっていく。
写っている人の表情を見ながら
実際のこの時の状況を調べてみる。
確かなことと、不確かなことが
煮詰められていく、じわり
胸にこみあがるものがある。

エッセイを読んで感じたものと
何か同じ成分のようなものが
胸をつまらせているように
思える。

イラストは、黒鉄ヒロシさん
写真を撮る、尾張の最後の藩主徳川慶勝公
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by ooca | 2018-09-11 23:59 | 櫻香のつぶやき

嵐のあとの将門

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嵐のあとは、京都金戒光明寺さん他
お電話でお見舞いと、お稽古場の
あちこち点検。朝から、この際と
舞台をお酒入りのお水で拭き掃除
これは柴川さんに任せ。私は、畳と
二階。最後に入口、小道、風で荒ら
されて、色々な木の葉が集まって
いる。激しい嵐の様子がうかがえます。
梢木の葉があちこちを見ながら
常磐津「将門」の文句を思い出します。
久しぶりです。

[妖術魔術の業通にて、さすがの勇者も
たじ、たじ、たじ、梢木の葉のさらさら
さら、魔風と共に光國が、襟髪掴んで
宙宇の争い、怪し恐ろし世にうたう
時を絵本の忠義伝
歌舞伎に残す物語、拙き筆に書き納む]

中学一年生位でしたか、祖母のお三味線で
語りました。名古屋市民会館でした。
懐かしい。
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by ooca | 2018-09-05 22:10 | 櫻香のつぶやき

白き芸 へ

能楽界にとどまらず、大きな穴があいて
しまいました。藤田六郎兵衛氏は、様々
を言い残して旅立たれました。
藤田先生は、私との舞台を「一管一踊」と
命名してくださり、いくつかの演目を上演
させていただきました。
そのお稽古の為に、幾度か私どもの舞台に
いらしてお笛を吹かれました。
その折、芸についてを話されます。
その折と言いましても、藤田先生と私が
話すことは、芸のことしかありません。
そちらではどうするのか、などといった
ご質問などされるなか、とても有り
難く聞かせて頂いたお話しのひとつに
安易に習うものではない、というお話し
がありました。その時の私には、もう
一段先を指し示された思いでした。

さて、これから
この一段を登りきらなくては
なりません。

聞きたくても、、聞けないところに
逝かれてしまいます。
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by ooca | 2018-09-03 21:03 | 櫻香のつぶやき

芸の視点

 本日、とても良い記事を見つけました。

「兵庫県は23日、豊岡市で開校を目指している専門職大学の基本構想案を発表した。演劇を専門的に学べる国内初の国公立大学になるといい。演劇で身に付ける表現力を基に、観光や文化の分野で即戦力となる人材を育成する。2021年度の開校に向け、19年10月にも文部科学省に認可申請をする」

この記事嬉しく読みながら、伝統芸術の側から
思うことがありました。書いておきます。

演劇で身に付ける表現力を学ぶことと
観光、文化の間に、身体と考え方、形と心、器と空間との関係を解明することが必要に思います。
芸と心との関係の解明は、時間はかかりますが
やがて一般社会に通じるはずです。
この部分が、日本独自な視点であり、多くの芸道者が歩んできた道です。

所謂これが「日本流」です。
ここを根源にーと、思うのです。



無心の心、が主体になった姿、何かを得る為の姿にを求めていくことまで
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by ooca | 2018-08-24 11:52 | 櫻香のつぶやき

日々

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「剛毅木訥、仁に近し」物欲に左右されない剛、志があり勇敢な毅、飾り気がなく質実な木(ぼく)
心に思うところはあるが口下手な訥(とつ)。この四つの資質は仁に近い。論語、齊藤孝訳
仁、世十郎、門人二名。浴衣会は今月26日也。
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by ooca | 2018-08-23 15:38 | 櫻香のつぶやき

9月9日 船弁慶

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来月、長唄吉住会のなかで「船弁慶」を
踊らせて頂きます。
写真は、以前能楽堂でのものです。
今回は、どのように致しますかー。
会場、愛知県芸術劇場小ホールです。
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by ooca | 2018-08-13 12:13 | 櫻香のつぶやき

日々

一昨日[徳川慶勝ーお殿様ものがたり]に
作家の奥山景布子先生が、お話し
を聞かせていただきました。
猛暑に関わらず皆様
この日この時を、楽しみに
お出かけいただきました。
かつてに
思いをめぐらせる様子は
大人の姿をした子供たちです。
花の残り香が
くすぶっています。
残りの花を、まことの花たらしめる
ために、私も。

京都での慶勝と容保、慶勝は
御所近く縁戚の近衛河原御所に
容保は黒谷に。遠くはない。
歴史と虚構は、飽きることなく
結局、本当の心の声を
探ります。それは、当のあの世の
ご本人達と語らうような
そんな感じがします。

その昔、平家の公達たちは
どうだったのでしょう。
一ノ谷の合戦で、岡部六弥太の郎等に
後から右腕を落とされながら
左手で六弥太を取って投げ
静かに念仏を唱えて死に臨んだ
忠度は、箙に

行き暮れて
木の下影を宿とせば
花や今宵の主ならまし

の一首をつけていました。

容保は歌を書き残して
いないのでしょうか。
気になります。
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by ooca | 2018-08-06 13:55 | 櫻香のつぶやき
どこで最初に出会ったのかしらん。
なぜ、私に平家物語をすすめて
下さったのでしょう。
私に平家物語が、いかに不思議な
ものかを教えて下さった
山下先生に心より感謝申します。

第一回、殿上闇討、鱸
第二回、禿髪、祇王
第三回、二代后、殿下乗合
鹿谷、足摺

と、これまで語ってきました。

どの章も、人とその場の様子が
映画や舞台を見る以上に
リアルに感じられます。それと
人と人の関係が代をさかのぼって
説明されているのも、好きな
ところです。その部分には人物が
生成されていき、読み手の表現に
覚悟が生まれていきます。

さて、来月第二土曜日は
俊寛の後日談を語ります。

第四回、有王、俊寛死去

言葉の力は呪術的です。

この章段、俊寛の幼き家来
有王に関する伝説があります。
「実は有王とは、よりましの都から
往来したらしい」(稗田の阿礼)
とあります。
*稗田の阿礼とは
古事記を作り上げた人とも
言われてきました。

家来が、主君の姫をかくまう話し
や、主君を探しに、姫を伴う話しは
いくつかあります。
有王とは、幼き家来が、主君を弔う。
その人たちは、主君について語り
伝えていく。その人達の
総称なのかもしれません。

有王は、俊寛の娘の文を
鬼界ヶ島へ届けにいく。
多くの波路をしのぎ
薩摩より鬼界ヶ島にわたる。

いその方より、蜻蛉(かげろふ)の
ようにやせおとろへたる者一人、
よろぼひ、いできたり。

この章段を何度も読んでいると
能、歌舞伎、文楽の
「俊寛」は
ここの語りに、導く道行き
のように思われます。

有王、僧都死去

不思議な魔術に
かかった気分になります。
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by ooca | 2018-07-25 21:53 | 櫻香のつぶやき

日々

いかにも本当のように聞こえる言葉
正しいことに迫るうったえ
さて、本当に本当だろうか

それを見破るようなら聡明
間違いをしっかり退けるようなら
先を見通す見識があると言っていい
と、孔子が答えている。

昨日は、古川為三郎記念館で
子供たちとのお稽古でした。
皆さんとても、楽しんでくれ
ました。

数寄屋建築に
子供たちの歌声が響き
様々規制を
かけがちなところ
のびやかに催されていました。
当主古川さん、他スタッフの
皆さんの思いも伝わります。
為三郎氏という、大人物
さえ想像してしまうほど
「いいな」の催しでした。
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by ooca | 2018-07-22 09:43 | 櫻香のつぶやき

踊る子 いと清げ

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男の子も女の子も、小さき手、まるめたり
伸ばしたり、お顔の横に並べてみたり
月見るお手と花見るお手、うさぎして
飛んでみたら、すってんころりん
どの子も、乱りがはしくても
無造作で可愛らしい

7月21日古川美術館で特別に開催します。
子供たち集まれ!一緒に踊りましょう。
15時からの部、まだ参加できるそうですよ。
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by ooca | 2018-07-12 16:02 | 櫻香のつぶやき