市川櫻香の日記


by ooca
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3月28日御園座新開場式

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形は心とも、心は形とも言います。名古屋の形が新たに復活しました。どのお席からも舞台の温もりが届きそうです。この文化の源泉を大切に丁寧にしたい、と、なんだか涙が出てしまいました。??
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by ooca | 2018-03-29 17:50 | 櫻香のつぶやき

日々

江戸から明治にかけて、古いものが破壊されるなか、自分の意志をまげず、あきらめないで、がんばった先人の精神は、芸の結晶であり強いものとなって、わづかですが保たれています。

真似ることから始まる伝統芸術は、型や手順を覚えるために真似るのではなく、その心へ向かうために真似ていると考えます。どんなことでもそうですが、私達が心から楽しむときには最初にまず、真似ることからはじまります。
諸芸術は特に、形や手順を繰り返し体や、精神に馴染ませて、どこかの何かのタイミングで先人の結晶に出会うことがあります。それは、突然現れ、また奥深くに消えていきます。
諸芸を学ぶことを、ぬり重ねていく壁にたとえますと、一心に塗り上げていく、ある日あり時、壁が目の前から消え、向こうに言葉にならない、美しいものが現れて消えていきます。それは何かわからないまま、心に美しく残っていきます。そして、私たちはまた壁を少し伸びやかに塗り上げていきます。

塗り上げていく、行動には、美しいものへの畏敬を得て、心の大切な発動となっていきます。
昨日は、吉住小三代先生のお稽古と、謡い吉沢旭先生て続きました。
魅了されていく時間の美しさを過ごした、受講の皆さんの満ち足りた様子が、花びらの
花弁が落ちていくように、鶴舞のお稽古場に残されていきました。
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by ooca | 2018-03-25 14:34 | 櫻香のつぶやき

日々

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思想家内田樹氏が自身のブログで「日本が落ち目だということについて国民的合意が必要である」と書かれているのを読み嬉しく思った。
大正末から昭和前期の作家菊池寛氏の「芸術は、もっと実生活と密着に交渉すべき」の言葉にも耳をかたむけてほしい。進むことだけをよしとする社会にあって、ときに足を止めて深く考えたいと思っている人は多いに違いない。
能の「自然居士」も、歌舞伎の「研辰の討たれ」もこれまでの概念や価値観を揺さぶるものです。
今の時代を牽引するような芝居は歌舞伎に山のようにあるはずです。
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by ooca | 2018-03-14 13:34 | 櫻香のつぶやき

参加者募集の予定

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今年も「花習会」を計画中。
参加者を広く募集します。
日本の伝統芸術には、茶の湯からいけ花、歌、舞踊、能楽いづれも、主体の姿、心、そしてその種は、志と言われる綺麗な胸中に根付きます。
苦境や困難も乗り越え、今はなかなか進まないことも、そのうちに、その乗り越え方が自然とわかるもののようだとは、歌人の苦吟辛吟を伝える挿話数々。ちょっとした工夫で以外にやすやすと、また、ふとした流れに沿いながら知ることなどあると、古人は書き記しています。
写真は、心の匂ひたつような昨年の「花習会」の舞台です
募集のことは、来月早々に、musumekabukiにて発表されます。
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by ooca | 2018-03-07 14:16 | 櫻香のつぶやき

美味しい時間

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なんの目的もなく立ち寄った町の画廊や骨董屋、懐かしい古き時代の建物と素朴そうな人たちがいた。充実した美術館も、もちろん素敵だけれど
ガランとした空間に、ひとつふたつ気に入った陶器の作品が置かれ、大きな窓から街の景色がゆったり。ひとこと、ふたことお喋り、間があき、またひとこと。時がまどろむ空間でした。
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by ooca | 2018-03-05 14:05 | 櫻香のつぶやき
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時代をこえた文化財と古典。
1部知立山車文楽の旅/2 部芸と旅
多くの皆様のご尽力に感謝致します。舞台はお客様とともに作り上げる、その日、その時と感じられました。事前レクチャーをお引き受けくださいました山本先生の「東海道の旅」のお話しにはじまり、舞台1部よりナレーションの遠藤さんがこの企画の趣旨を、白州正子著「老木の花」より抜粋しながら糸を紡ぐように朗読。2部には、詩人村瀬和子先生の深く芸と向き合われた時間を惜しげなく。その小さな体から先生の想像の源を皆様に話されました。隅田川上演前には、福原寛先生の解説お笛3種、次の隅田川にお吹きになられるお笛のこともお客様にお聞きいただきました。「隅田川」世阿弥その時代、中世隅田川のほとりの渡し守をお能の高安勝久師長年にわたり染み込んだその体を通し、悲しみの詩が聞こえて参ります。旅人は、池鯉鮒(知立)宿からこの隅田川で狂女と船に乗り合うことになります。鹿島さんの旅人が重みとなり、この特別な隅田川をささえました。このような、隅田川の誕生は、よほどの苦労を要します。しかし、清元美治郎先生の「隅田川を、一挺一枚で上演しましょう」この御発言が昨日の元となりました。そして語りの、清美太夫さんに伝統の清らかな、しかし明確な道がこの会の持つ清潔感をより増していたように思います。ご覧いただいた倉澤先生からもご感想をいただきました。皆様、有難うございました。写真-吉田宗義

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アンケート「時がゆったり流れる、久々の時でした」●「1部、山車と人形、舞台の上でとてもきれいでした。2部は1つ1つの質感がとても深く感じ、能の舞台が次々かわっていくようで……」


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by ooca | 2018-03-02 14:47