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<   2019年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧

つな ぐ

3月はものの動きだそうとする月
芽が現れる目前の今日
創立100周年長唄吉住会の記念と
NPO三味線音楽普及の会設立20周年
記念のお祝いのご挨拶に
新装の東京会館へ行きました。

長唄吉住会、先々代家元のお弟子さん
でもある、豊田章一郎TOYOTA名誉会長
のお祝いのスピーチには
ほっこりとした空気が会場を包みました。
かつて長きにわたりお稽古を
されていた日々が、いかに楽しかった
ことか、とてもよく伝わりました。
豊田会長は名古屋に住まわれ
昭和34年伊勢湾台風後のお稽古のお話や
それ以前に、吉住家が名古屋に疎開され
ていた頃のお話などもされ、会場はゆる
りとなごみながら宴となりました。

吉住会代表の吉住小三代先生は
受け継ぐことは、新しく取り組むこと
それは、次代ごと。
といつも私に話されます。

この祝賀会は
私達が「なんのために芸をつなぐか」
について、心にすっと入ってくる
ように準備されていました。

貴重な映像からも、坪内逍遙の
「長唄らしくない長唄」の考案や
女性のたしなみとしての長唄に
向かったことなども
わかりやすく説明されていました。

私は、芸は非現実と現実の間に
あると考えています。
いわゆる、フィクションの中に
あると思うのです。そこにある
自分に、共感をする自分があり
そのことを楽しみにしていく
こういった経験を重ねて
芸に通じていくように思うのです

ご案内
◾「はじめての長唄」
長唄を一緒に唄いましょう
講師/吉住会代表吉住小三代
聞き手/市川櫻香

①3月9日(土)
1時半から3時
刈谷文化センター
②4時から
名古屋市鶴舞
「中部邦楽教室」
毎月第二土曜
ようこそ伝統芸能


































by ooca | 2019-02-27 02:03 | 櫻香のつぶやき

伝統芸能 のオススメ

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3月9日(土)刈谷総合文化センター
「吉住小三代先生」
長唄体験▪▪▪▪▪▪▪▪
小三代先生は、お能の名門
梅若家に生まれ、長唄六世
吉住小三郎氏に嫁がれました。
そのことを小三代先生が
ある時、若い頃を思い
出すように話されました。
「19歳の時にね、そーっと
植え替えられるように
お能の家から、長唄の家に
嫁いだの」とおっしゃられ
ました。

私はすぐに植物の
植え替えを思い出して

「そーっと」スコップで根
を傷つけないように植え替えの
時のあの感触を想像しました。

中世から、近世に時代が
変わるように、小三代先生の環境
が変わられたことは、様々に興味深
く思います。そんな貴重なお話しを
3月9日刈谷文化センターで皆様と
一緒にお話をうかがいます、

そして、今回の講座は
お話ばかりではなく、長唄体験を
皆様にしていただきます。

選んだのは長唄「勧進帳」です。
七代目市川團十郎(当時は海老蔵)
が能「安宅」から取材し歌舞伎に
しました。出典は、平家物語です。

先生の
お三味線から
都を出て琵琶湖をわたり
山々、峰から峰へ、兄頼朝から
逃げる義経一行
その心臓の音、息、緊迫
を想像しながら、長唄のひと節
を唄っていただきます。

唄う部分のテキストを書いて
おきます。内容がわかると
気持ちが入りやすく、その気持ち
が節や声の微妙な艶につながり
三味線の音色と楽しく物語を
想像することができます。
では、まず

謡ガカリ(お能の謡のように)

「旅の衣は、すずかけの
旅の衣は、すずかけの
露けき、袖や、しおるらん」

外記ガカリ(古い浄瑠璃のように)

「時しも頃は、如月の
如月の、十日の夜」

「月の都を、立ち出でて」

▪寄セノ合方があります。
(お三味線のみ、最も有名な部分)

「これやこの、往くもかへるも
別れては、知るも、知らぬも、逢坂の
山かくす、霞ぞ春はゆかしける
波路はるかに行く船の、海津の浦に
着きにける」

情報/解説

「義経記」では出発は
2月2日になっています。

「勧進帳」では2月10日です。
10日の月は日没前に上がり
夜半に沈みます。深夜、月が
出ているうちに都を出発し
月明かりで逢坂山を越えれば
夜半には、月が沈むので
追いかける者の目に止まらない。

「月の都」の描写は帰りたい都で
あっても、遠くになってゆく
月を見上げて、美しくも冷たい都
への思いが表現されています。

「これやこの 行くも帰るも
別れては、知るも知らぬも 逢坂の関」

百人一首にもある有名な古歌です。

この関所は、京からよその国に
行く人も、京に帰る人も、ここで
別れて、また、この関所を通る

義経一行も、関所を越え、船に乗り
琵琶湖を渡ってきた。またこの関所を
通り都に戻りたい、、そんな思いも。

昨晩越えた逢坂山を振り返るが
山はもう見えない。
霞が逢坂山を隠している。
琵琶湖を渡り北に来たが
都の春の霞が懐かしい
もう一度見ることが
できるだろうか。
または、逢坂山にかかる霞
が曇りかかる今の身の上と
重なり、払い、ぬぐえない霞
が恨めしくも感じられる。

◾最初の富樫の台詞から始めます。

富樫の台詞
「かよふに候ふ者は、加賀の国の住人
富樫の左衛門にて候
さても、頼朝、義経
御仲不和とならせたもふにより
判官殿主従、つくり山伏となって
陸奥へ下向あるよし、鎌倉殿
きこし召し及ばれ、国々へ
新関をたて、山伏を、かたく
せんぎせよとの、げんめいによって
それがし、この関をあい守る
方々、左様、心得てよかろふ」




by ooca | 2019-02-18 04:18 | 櫻香のつぶやき

いつも思い出すこと

今日も藤田六郎兵衛さんのことを思った。
吉沢さん、柴川さん、酒井さんと吉沢
さんのご持参のグレープフルーツピール
を口にしながら、藤田さんのことを
懐かしんだ。

このお稽古場のそこで、猩々をおふき
くださり唱歌され、ふと
「君はここで育ったんだ」
と話された。私は、ぽかんと
藤田さんのあの声を聞いていました。

お稽古場に来てくださった
その意味をさぐりながら、夏が来て
冬が来て春がきます。

小学校に教えにいった時
素敵な子供がいて、と話す

僕が、子供たちに、コップに
入った氷を見せて、この氷が
溶けたら何になる?と質問すると
みんな、水になると答えるけど
その一人の女の子が、春になる
と、答えたんだね。

僕はそんな子供たちを育てたいんだ。


by ooca | 2019-02-14 20:14 | 櫻香のつぶやき
さて、この半年間の事業について
ふりかえりますと、意を決してな
された歩みでしたが、実をいうと
みずからの意志によってなされた
ものではないーように感じます。
「縁」によって「航海」をしたよう
に思うのです。信じるという行為に
より、この事業の旅が進みました。
昨日の「直会」は、時間の過ぎる
ことを忘れ、この航海に乗り合わせ
た人との楽しいひとときでした。

疑念なく、信じ合うことこそ
これからの道には
欠かせないのです。
by ooca | 2019-02-04 10:19 | 櫻香のつぶやき