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能、歌舞伎ズム

本日は、以前からお約束の、揖斐愛さんと朝から「能と歌舞伎」のそれぞれを、話し合うことができました。能「松風」と歌舞伎舞踊「汐汲」と「浜松風」について〜、「黒塚」の薪をかかえる老女の思いと、その決壊のこと、「千手」その後に対する私達女子の持つ、出家感は明るいこと。「砧」への憧れー。能も歌舞伎も、男性により創作されてきた点など、あっという間にお昼が過ぎてしまいました。先日の名古屋宝生会、愛さんの「清経」を見て、このお能の主人公は、若い夫婦であることを実感しました。それと地謡もすべて女性でした。大変良かったのです。音域の幅は男性のようにはいきませんが、全体にふっくらと艶やかなことが大変新鮮でした。また、「三山(みつやま)」のお話しも、以前、上七軒の踊りの会で拝見した華やかな花あらそいの演目が、この能からの創作と知りました。本歌を知ることは、全体の景色を掴めて想像の輪が広がります。
「砧」で、気になっていることがあります。西山松之助著「市川団十郎」に、九代目が二人の娘を女優に「三人砧」上演とあります。どんなものだったのでしょうか。今からDVD能「葵上」を拝見します。
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# by ooca | 2010-05-07 23:58 | 櫻香のつぶやき

藤の雨

 昨日は、藤間藤子先生十三回忌追善の会へ。
幕開きの「藤の雨」に始まり、藤子先生振付の作品を数々拝見できました。
この紫紅会には、心のカタチを感じます。お追善の会に向かう、生きる尊さを感じます。
軟弱な私にとって、有難い会でした。一緒に伺った、市川りきさん、成田さん阿部さん
劇場で合流した友人、日経新聞の奈良部和美さんも
じんわりと心動かしていました。

私の覚え書きは、幕開きの「藤の雨」
曲の最後の歌詞は
〜花が誘って降らした雨か、藤はつれない雨という、雨はりんきな藤といい
ままよ この身は旅から旅へ、風に任された流れ雲、傘にほろほろ藤の雨降る。

道を志す者の心根があらわれます。藤子先生の振付されたものには
求道者たらん姿がうつしだされているように拝見します。
今回は、上演されませんでしたが「風の法師」などもそのような作品です。

作家でもあり、僧侶でもあられる、玄侑久師の書かれたエッセイに
「雲水とは、行雲流水の略で、行く雲や流れる水のように、滞ることなく求道の
旅をすることから名づけられたらしい〜」 とあり、ある雲水の話しが書かれています。
 
  〜まず何より返事がいい。こちらが何を言っても「はい」と即座に返ってくる。
    また、彼の動きはじつに「まじめ」である。本来「真面目」は「間締め」のこと。
    つまり余計な間を措かないのである~
  〜白く輝く雲はまるで若い雲水さんのエネルギーのようだが、入道雲という命名も
    そういう意味なのだろうか〜
     「一刻の急忙もなく一息の間断もなきは即ち是れ自然の気象なり」
  
     このエッセイを忘れないように〓と目のつくところに止めています。

 
 十三年前、藤子先生の、その際のご様子を、お稽古に伺った際に
 蘭景先生からお聞きしました。
入院中の藤子先生が、蘭景先生を病室に呼ばれて、「美しい音色が聞こえてきまし
たから、明日、どうもお迎えがいらっしゃるようです。私のお数珠を持って来て下さい」
とおっしゃられたそうです。その通り旅立たれました。

その時のお話しの印象が、以前、坪内逍遥フォーラムで
朗読させて頂いた「かぐや姫」に重なって映ります。
ご担当の林和利教授と様々に話しあい、一番大切な箇所である
かぐや姫が、天からお迎えを受ける場面、妙なる調べとされている部分を
どう考えるかとなり、同じ時期だったと思います。
その時のことと、蘭景先生のお話しが重なって思い出されます。

紫紅会は、蘭景先生の「松の翁」で立派に結ばれ、その空間を
客席から体験できましたことは有り難く思いました。

有難うございました。


明日は、むすめ歌舞伎へ期待を担った
高校生二人の三回目のお稽古です。
台詞頑張っています。
 
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# by ooca | 2010-05-06 13:29 | 櫻香のつぶやき

ちょっと嬉しい

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自然な光にあてられて綺麗・・お稽古場のつつじ
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# by ooca | 2010-05-03 11:58 | 櫻香のつぶやき
お稽古場の真っ白なつつじが満開です。
その中の一輪、赤い花をみつけました。
つつじの前に床几を持ち出し、近くの友人と昼下がりにワインをちょっと。
踊りの話しや、歌舞伎やお芝居の話、お庭の苔の話で
久し振りにのんびりしました。

時折、読み直す本がいくつかあります。
若い頃、いつもバッグに入れて、いつでもどこでも、何度も読み直していたのが
『心より心に伝ふる花』『観世寿夫著作集』

本棚を見ながら、その本と出会った時を思い出せる本は、特別に大切な本です。

大切な本といえば、以前、むすめ歌舞伎「試みの会」での
中島敦「悟浄出世」を選択したときを思い出します。

お昼にも、あの時のことが話題になりましたが

  「何がいいのかはわからない、何かを考え求めていくことが
            悪くはないことだけは、わかるような気がする」

沙悟浄に生まれ変わりつつある悟浄の言葉は、現実離れした
お芝居なのに、現実的な夢の中を想像出来るものでした。
この時、10人の尼僧様にお声明をお願いし、耳に残っています。

そういえば、むすめ歌舞伎の若い人達と、朝のお勤めのお経を聞かせて
頂きに青山俊薫先生の正方寺に行き、朝4時だったと思いますが
一人お経の途中で眠って、勢いよく倒れてしまい
驚いたことも、つい、最近見た夢のようです。


  今日もありがとうございます。
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# by ooca | 2010-05-02 23:12 | 櫻香のつぶやき

かつて・・

私は歌舞伎への思いを、私なりに高めていました。

いろいろな方から「歌舞伎座」の思いと、歌舞伎座の全景写真がメールで届き
何か不思議な感覚にいました。
心持ちというのは面白いものです。
いつもの歌舞伎座ですが、写した人の思いと、受け取る側の思いの
一致点の先の、特別な歌舞伎座。

私は名古屋に居ながら思いを馳せていました。
歌舞伎座、かつて…あの大きな、その気配に、恐る恐る踏み入れた子供の頃。
それから、あの温もりに胸ときめかしていった頃。
かつて…の繰り返しを生きていくのですね。
「かつて… 」に感謝です。

新たな歌舞伎座が楽しみです。

有難うございました。
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# by ooca | 2010-05-01 00:23 | 櫻香のつぶやき